アニメ映画感想3(鬼太郎誕生ゲゲゲの謎)※含ネタバレ

 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』観てきました。

 公開日当日に行ったのですがどうも書きたいことが多すぎてまとまらなくて感想が遅くなりました。結局まとまらなかったのですが。

 本記事ではこの映画の感想をネタバレモリモリで綴っていこうと思いますので、まだ観てない人はこの記事バックしてもらっていいです。今回は次の通りに書いていきます:

 前置きと称したものは本編と何一つ関係ないただの自分語りなのでアレな人は飛ばしてください。

 

以下、感想:

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前置き(自分語り)

 小学生の時にゲゲゲの鬼太郎の5期がTVで放送されていまして、そこで初めて鬼太郎というコンテンツに触れ少年の僕はドハマりしたわけです。毎週欠かさず観ていましたし、その流れで水木しげる先生の原作漫画も購入して読んでいました。そして5期鬼太郎放送4クール目くらいのタイミングで深夜のノイタミナ枠で墓場鬼太郎が放送され、そちらも視聴し鬼太郎のダークな側面にも触れより一層ハマったわけです。今思えばこの墓場鬼太郎が初めて観た深夜アニメでしたね。当時TSUTAYAではDVDではなくビデオ(VHS)のレンタルが行われていてそこで4期を全て観て、また別の機会に1〜3期のDVDを借りて観ていました。最近になってからdアニメストアで1-5期の配信があって非常に喜ばしい限りです。要するに僕は幼い頃から鬼太郎コンテンツのオタクでしたという話です。

 6期終了からかれこれ4年が経ちいよいよ鬼太郎誕生か公開され、これは公開初日に観たいと思いその日の夜に観ました。普段は水曜の安い日とかを狙うのですがこれだけ思い入れある作品だとなりふり構いません。映画館の中は思っていたよりも若い(自分と同年代〜10歳上程度)女性が多いなと驚きました。二次創作などを見ると女性のオタクがそれなりにいることは知っていたのですが本当に女性率高いと驚くものです。

 

本題(感想)

 と、いうわけで映画の感想に入ります。予告編を観る限りかなりホラーテイスト強めなのかなと思っていたのですがそんなこともなく、どちらかというと鬼太郎特有の人間の汚さを全面に出した作品で全くと言っていいほど救いの無い話で、ED入る直前くらいまで コリャ胸糞過ぎて良い気分で帰れないぞ…と感じておりました。話の大半は鬼太郎の父が原作でお馴染みの包帯グルグル巻のミイラみたいな状態になる前の話で、昭和三十一年、西暦でいうと1956年が舞台です。この時代観がめちゃくちゃ解像度高くて 汽車の中でもオフィスでもところ構わず皆ヤニ吸ってる感じとか、戦争経験者の大人が当然のようにいるのとか、あと物語の舞台となる哭倉村も昔から代々続く因習に囚われた闇深い村と村を支配する一家も時代を感じさせます。

 村で怪事件が発生する中で謎の男「ゲゲ郎」と出会うわけで当初水木とは相容れない雰囲気だったのにお互いの目的の為に協力する過程で段々と「相棒」になっていく様子がとても良かったです。ゲゲ郎と共に行動する後に水木は妖怪を認識するように成るわけで事件解決にも繋がってくるのが怪奇モノらしい。最初観てる時一連の犯人が予想外に感じられましたがもう一度よく観てみるとちゃんと気づくように描写がなされていましたな。そんな沙代さんの話ですが、要するにFate/stay night HFの間桐桜過ぎて絶叫。水木さんは真実を知ったときあまりの悍ましさにえづいていましたがまぁ無理もありません。自分も自分の彼女が(とか気になっていた女性が)実は幼い頃から祖父の慰み者になっていたとか知った暁にはどうなるかわかったもんじゃないです。吐き気を催す邪悪とは正しくこのことだと。エロ漫画とかだとこういう展開よくありますがこのリアル感の作品で出されると血の気が引く。

 後半は怒涛の展開にも程があり、一般のTVアニメだったらラスボス戦の後にラスボス戦が控えてるみたいなとんでもない構成していました。人間が生きたまま屍になっている様子は墓場鬼太郎1話の屍と同じものでしたね。これらの人間は村の人々が外から集めたものとのことで開幕の汽車のシーンにいた幼女も漏れなく屍と化してしまっています。これメンタル弱い人が観たら本当に残るものあるよ、メイドインアビス観てる時と何も気持ち変わりません。一連の事件の犯人が沙代さんだったことが判明するところで普通なら終わるでしょうけど全然ここからで、水木に隠していたことも知られ水木からも拒絶されるような態度(実際にはどうしたら良いのか直ちに判断することができず頭が真っ白になってしまっているだけに感じます)をとられ自暴自棄になった結果狂骨を召喚し盤面を全てリセットしました。このくだりめっちゃスプラッター映画よろしく血は吹き出す飛び散るで凄いものです。あの鉄パイプが眼球を貫いてパイプの先から目玉が飛び出たあと血が噴出する演出が個人的には見所です。乙米さんが本当に観ている側をイラつかせてきていたのでこの結末には満足。地下での時貞翁との最終決戦も見応えがあり、で、モチロン胸糞も悪いです。このジジイボンドルドを小物にしたみたいなノリしていてそれこそメイドインアビス観てなかったら僕のメンタルも破壊されているところでした。ここでついに岩子さんと再会するわけですが数年に渡り血を取られ続けていた結果酷い姿に変貌してしまっていて、墓場鬼太郎に登場する鬼太郎の母の姿になっているわけです。この時貞翁との決戦でゲゲ郎が水木のことを「相棒」「友」と呼んでいるのグッとくるところがあります。幾日かの付き合いなのにすっかりバディになっていて、この作品そういう意味でバディモノとして見るのも正しいわけです。トドメを刺すのが水木なのも良い。最後に人間の汚さ全開で水木を買おうとしてきた時貞に「つまんねぇな」と一蹴するのもカッコいい。水木は軍での経験もだし戦争から戻った後からも人間の汚さは嫌というほど目の当たりにしてきましたからね。最初哭倉村に来たのは自身の出世のためであったはずなのにこういう愚かな提案を直ちに切り捨てられる精神の気高さがあるわけです。

 鬼太郎ではお馴染みの霊毛ちゃんちゃんこがどのようにして生まれたのかや、ゲゲ郎がどうしてミイラみたいな姿になってしまったのか等がラストに全て詰まっていて大満足でした。水木さんはちゃんちゃんこを着て村からの脱出をしたはずですが、救助されたときにはちゃんちゃんこも岩子さんの姿もなく、なんなら水木さんは村での記憶を無くしてしまいました。これは結局のところ狂骨の瘴気にあてられてしまったのか、それとも倒れたところを後からやってきたゲゲ郎が何かしらの妖術で記憶を消したのかどうなのでしょう。岩子さんの姿が無いのは確実に後からゲゲ郎が合流して岩子さんを連れて村を出たのでしょうけど。このまま記憶を失ってしまい半バッドエンドともとれる感じでEDかと思いきやエンドロールで墓場鬼太郎一話のような内容を漫画形式で魅せてきて長年の鬼太郎ファン僕はここで号泣です。ED後でついに墓場から鬼太郎が誕生し、ゲゲ郎の死体から目玉親父も生まれ落ちて来てタイトル回収です。この終わり方はファン的にも文句なく満点なんだよなぁ。 

 この作品鬼太郎作品をちゃんと観てきた人ほど激刺さりして好きだと思います。鬼太郎って10年に一回リメイクされてその時代ごとに設定やキャラクターが少しずつ変化する作品でその違いを楽しむものでもありまして、原作とは違うじゃないかとかアニメの設定では〜とか言ってるニワカさん達はナンセンスです。でもそれで言うと墓場鬼太郎の方で水木さんは理不尽に地獄に堕ちたり雑に水神様に殺されたり(アニメ版)と不憫な役回りでしたがコチラの6期世界線の水木さんはある程度長生きしてほしいなと願います。しかし鬼太郎と離別しているためどこかしらで別れたか死んだかあるんでしょうね。6期の世界線と繋がっていると思えば鬼太郎は68年くらいには今の姿で妖怪退治をしている(妖怪アパートの回)ので10歳過ぎくらいには家を出たのでしょうか。とにもかくにもそれなりに生きて病気なり老衰なり構わないので90年代くらいまでは生きて日本を見てほしいものです。そういえば全然内容とは無関係ですけど「水木」のアクセントというか発音が鬼太郎シリーズで馴染みのある水木とは違っていましたけどこれはどのような意図なのでしょう。パンフレットとかに載ってそうだけどちょっとまだ読めていません。

 話に挙げなかった登場人物についてのちょっとした話ですが、かつての岩子さん(散々この名前使っていますがゲゲ郎の奥さんのことです、確か原作とかではそんな名前が付けられていたと思います)の姿がややツリ目でショートのスレンダー美人って感じでなんか6期ねこ娘っぽさを感じさせるのイイですよね、子が子なら親もなんだなって感じで。現状鬼太郎はウルトラ鈍感男なのでそういった類の感情を憶えるまであと40年くらいかかりそうですけど。てか6期ねこ娘ショートというか後ろでお団子にしてるんだった。あと、チョコチョコ出てくる「ねずみの」っていうか若い頃のねずみ男も良い味出していました。ゲゲ郎は旧くから顔見知りっぽいので彼は若い時からずっと金儲けをしかけて失敗してを繰り返していたんでしょうね。これ6期ベースの鬼太郎が70歳なのはいいですけど、ねずみ男は何歳くらいなのでしょうね、90~95歳とかでしょうか。一応昔300年風呂に入ってないとかそういう設定はありましたけど、このねずみ男は割と清潔感あるな。

入場特典

 視聴してから開封してくださいとあった入場特典はこれ(↓)でした。そりゃあ開けられないわと納得と感嘆。映画を観てからこれ見ると涙出ますよ。

あまりにも感極まった結果公開日に一度映画を観た5日後にもう一回観に行っていました。二回観ても全然飽きることなく楽しめました。多分円盤も買います。

 

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 以上、『鬼太郎誕生』の感想でした。自分の人生の一部とも言える作品のため感情が溢れに溢れてしまい全然まとまらない感想になってしまったな。これも2023秋アニメという枠で、秋アニメの感想を投稿するときにまた載せます。その時また思うことがあったら追記しようなと思います。tierは余裕でSです。ではまた次のアニメ感想で。君の後ろに黒い影────

最近観たアニメの感想その4(けいおん!,あさがおと加瀬さんほか)

クールアニメ以外で最近観たアニメの感想をまた書いていきます。今回もクールアニメ感想よりもなるべく短めに収めるつもりです。今回感想を書く作品は次の通りです:

 

秋アニメで観ようと思っている作品に2期モノが多く、1期の記憶がほぼない/覚えているけどおもしろかったし再履修したいという作品を再履して観ていました。他にも初見のアニメをいくつか。

 

 

以下、感想(ネタバレアリ):

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1.『けいおん!

いや、本当にお恥ずかしながらこの歳までアニメ観てきてけいおん!観たことなかったんですよね、ということで2023年にもなって初視聴です。このユル〜〜い空気感で、でも輝く時は輝くという"ガチガチではない文化部"特有の青春感凄く良くて、さらに言うとこのかわいい女の子がほわほわしたノリ展開するアニメは今の女の子日常モノの基盤を構築している感じがあります。実際はこれ以前にひだまりスケッチとかありますけど。京都アニメーションのキャラデザも相まってどのキャラクターもとてもかわいくて非常に好きでした。何で観てなかったんだという話なんですけど本当に。かんなぎの感想書いたときにも同じようなこと書いたのですけど2023年に観ることでこのガラケーのメールで連絡取り合う感じとか、わざわざ参考書みたいなの読みながらWordの使い方勉強する感じとかの「平成感」を味わえるのも新たな楽しみ方かもしれません。この当時は軽音部ってそこまでメジャーな部活じゃなかったっぽいですね、てかこのアニメがきっかけで爆増したのか。

モチロン2期も視聴させていただきます。ソチラの感想はまた別の記事で。劇場版がdアニメにもアマプラにもないのですがどうしたらいいんでしょう…。

 

2.『ゴブリンスレイヤー』&
 『ゴブリンスレイヤー -GOBLIN'S CROWN-』

リアタイ以来5年ぶりに視聴、2周目です。洞窟や地下道にゴブリンが湧く、それを皆殺しにする。内容を端的にまとめるとこれの繰り返しなのにとてつもない程おもしろいです。ゴブリンがこんだけのさばって死人がバンバン出ているのに冒険者的には雑魚扱いで相手にしていないのこの世界の異常さが少しありますよね。この作品はゴブリンスレイヤーがゴブリン達を一掃する爽快感の他に性癖キッズ御用達の凌辱描写がバリバリにある点が魅力です。1話で新人女冒険者がゴブリンに服を剥がれ犯され、小倉唯(が演じている神官)が恐怖のあまり漏らしてしまうシーンとか、7話で強気だった味方のエルフが一転恐怖に怯え、で、また小倉唯は漏らして絶叫するというこの手のソレが好きな人たちからは素晴らしい作品です。

映画(OVA)の方は初視聴でした。スパイ教室にいた上坂がやっていた無能キャラがひどく苦手だったためま〜~た上坂が無能役やってる、トホホという感じでしたが全体的にはおもしろかったです。2期はabema独占という涙涙の仕様なので毎週忘れずに頑張って観てます。

 

3.『聖女の魔力は万能です

1期の視聴、放送当時以来の2回目です。2期が秋アニメで始まったのに基本設定くらいしか覚えていなかったためこの際もう一度観ようと思っての視聴です。何よりもホーク様がイケメンすぎて視聴中は女の顔つきになってしまいますね。他の男性キャラもイケメンなのですが如何せんクセが強いもので。セイって多分社会人2年目とかで召喚されていそうなので23,4なんですよね。こういう貴族社会というか近世ヨーロッパ的な雰囲気漂う世界だと20代女性で未婚はもう手遅れみたいな扱い受けそうですけどそんなこともないのは彼女が故でしょうかね。それともそういうのは貴族だけで平民サイドは案外今と変わらないのかも。散々アニメ観てきたのにその辺詳しくないな…。もう一人の召喚者であるアイラとのくだりは9話で決着ついたような雰囲気漂っていますがそこだけなんかモヤモヤしました。

かなりおもしろい作品で異世界モノでありながらメルヒェンな少女漫画チックでもありそういうのが好きな人には楽しめると思います。引き続き2期も視聴します。

 

4.『カノジョも彼女』

こちらは初視聴です。これも秋に2期放送ということで1期観ようと思い観始めましたが、とんでもない作品を観てしまいました。設定が頭おかしいのはそうなんですけど、常軌を逸していないシーンがどこにも存在しないレベルで終始頭がおかしくてコチラの頭もおかしくなります。7,8話あたりからだんだん慣れてきますが、やはりIQを80くらい下げて視聴しないと脳が処理落ちして爆発してしまいます。何よりも男主人公が一挙手一投足がもうおかしくて正気の沙汰とは思えません。ラブコメ主人公なのにあんだけヒロインからアタックされていて1ミリも赤面する気配すらしない男主人公ってどうなってるん?またこういうバケモノ役榎木淳弥だし…。原作アホガールの人らしく、その意匠を感じられますが、ラブコメに昇華させるのは今のところ微妙かも。ギャグアニメとして見れば良いです。こんだけクチャクチャ言いましたがなんやかんや2期も視聴します。

 

5.『あさがおと加瀬さん』

初視聴です。美しい百合アニメでした。前々から百合アニメは苦手と述べていたのですがコチラの作品はかなり良かったです。自分が百合アニメ苦手な理由って女同士だから発生する感情のイザコザというか女のめんどくさいところを煮詰めたみたいな展開が苦手だからというのがあるんですけど、この作品は劇場作品・OVA?というのもあってかシンプルで女同士の美しい部分だけが見えていてかつ思春期の繊細な感情の揺れ動きみたいなのも丁寧に魅せてくれていて素晴らしいと感じました。毎話 えも言われぬ感情に支配されますね。こういう感情を無闇に尊いなどと称したくないのですが、この気持ちに付ける名前が見当たらないので便宜上尊いとしておきましょう。百合モノ苦手と言っている自分でも楽しく視聴できた作品なので万人受けするだろうし、百合アニメ入門編として視聴してみてはいかがでしょうか。

 

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と、いうわけで最近観たアニメの感想でした。各作品クールアニメのときのようにtierを付けるとそれぞれA, A+, A, B-, A-です。「鬼太郎誕生」の映画公開を記念して鬼太郎6期を観返してるのですけどそれはまた先に書こうと思います。この映画の感想も書いているのですが時間がかかっています。

今季アニメ(2023秋)でいうとまだ続き物含め20本くらいしか観ていません。ただ、今実生活がアホほど忙しいので春夏のように30本以上視聴するのではなく24,5本に落ち着かせたいと考えています。今のところは話題になっている『葬送のフリーレン』とか『呪術廻戦』が順当におもしろいなという印象です。これらの感想はまたクールの終わりで。それでは。

2023夏アニメ感想(tierB,C,F帯)

引き続き夏アニメの感想。

ここではtierB, B-, C, Fの作品について感想を載せます。まぁまぁ良い〜おもしろくないと思った作品までなので、後半になるにつれよくないことというか、この作品のここが嫌みたいなのを評論家ぶって偉そうにネチネチ書くことがでてきますがご愛嬌でお願いします。表中の、特にC以下に自分の好きな作品がある場合ネチネチは読まなくていいです、というか気を悪くされるとアレなので読まずに飛ばしてください:

 

以下、感想(ネタバレ大):

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tier B

19.『ホリミヤ -piece-』

1期から続けて視聴。1期の感想は以前出した記事を読んでください。1期でストーリー自体は完全に完結しているため、ここではテーマごとに番外編を集めている感じで割と雑に視聴できるのが良かったです。というか、恋愛モノ+ラブコメモノとしての色はかなり薄くてどちらかというと日常コメディな感じで観た方がいいです。本編だと吉川さん石川くん桜の三角関係が苦しかったり(おもしろくないといういみではありません)重めのシーンがちょこちょこありますが、コチラはかなりライトなノリしています。井浦くんと妹の関係性であったり、柳くんが周囲に溶け込むまでだったりが深堀りされていてかなり良かったです。そういえばホリミヤのときにも書いたのですが、相変わらず全体的に女性原作の意匠が凄くて、やっぱり男同士の会話ノリが男性には描けないモノを醸していますね。あと、宮村くんのキャラの変わりようはやや違和感ありました。堀さんと出会い恋人になり、みんなと友だちになることで閉ざしていた心が開け明るくなっていくのはわかるんですけど、人格変わったか疑うレベルでキャラ変わったので違和感。人間には性格より根幹に「気質」みたいなのがあって根っこの部分は人に依存せず不変なものだと考えているのですが、彼気質含め脳ミソまるごと入れ替えたレベルで変わるもんだから(もしかして羂索だったりする?)。まぁ成人視聴者の自分と人格形成真っ只中思春期ボーイを同じ秤に乗せるなって話ではありますね。

青春ゲージかなり高いし平成ラブコメニズムあって好きな設定なのになぜかそこまで大きく刺さらなかったのが不思議ですが、実はそこまでラブイベントやっていないからなのか?ヒロインの性格は好きなんですけどね。cv.戸松遥の気の強い女なんてトンカツの次くらいに大好物ですから(これは2016年に放送されていたWWW.WORKING!!のヒロインが好きだったことに由来します、多分)。気強いヤンキー質にも関わらず他の人が宮村くんに近づくとヤキモチ妬いたり怒られると拗ねたりとかかわいいじゃないですか。もう平成のギャルって感じで良いです。昔のAKBの高橋みなみとか板野友美みたいな感じだ。堀さんがたまに宮村くんから強くあたられたがるのはギャップがおもしろいからというより、普通にSに見せかけたドマゾなんでしょうなと。その方が余計に好きです。それで思ったのですが、本編中では1回しかエッチングする描写ありませんでしたが実際はどんなもんなんでしょうか。堀さんの家は基本弟も父もいるわけでタイミング難しいので案外本当にあの1回だけかも知れません。哀しいことに僕は高校時代彼女というものがいなかったためその辺がわからないわけです。一人暮らし大学生ならアレですが。とは言いつつ僕は高校時代初期の宮村くんタイプなわけでもなくそれなりに友だちがいて部活も行事も楽しんで本当に素晴らしい青春時代を過ごしていたという自覚があります、ただ一点彼女がいなかったという事実を除いて。それで言うと宮村くんのキャラの変わりように違和感あった的なこと書きましたが、僕も高校時代彼女できたら今と丸々違う性格になっていたかもしれませんな。

 

20.『Lv1魔王とワンルーム勇者』

自治区との戦争だとかでなんだかタイムリーなキナ臭さを出しつつも最後までコメディテイストで仕上げていて観ていてストレスが無く、十分楽しめた作品です。RPGの勇者が魔王を倒して10年経ってどうしようもないオッサンになった後っていうコンセンプトも良かったです。自分はモチロン勇者でもなんでもないですけど、いずれこんなオッサンになりそうで怖い反面ある種この世の全てに見切りをつけている佇まいは憧れるものもあります。どうしようもないオッサンで達観しているのになんだかんだ情に厚いのがマックスの魅力なわけです。あと全然関係ないんですけどこのアニメを観て気になって人生で初めて24時間営業の個室でDVD観れる屋さんに行きました(要らなすぎる報告)。多分今後行かない可能性の方が高いですけど貴重な人生経験の一つです。というか、RPGっぽい世界観だったのに10年後はかなり今の日本のような現代感漂わせまくっていましたね。魔族の撤退によりそこまで発展したのか元々戦禍に晒されていない地ではそんなもんだったのかどうなんでしょう。

魔王が度々勇者マックスに対して戦友とかと全然違うどう見ても恋慕みたいな情を向けていることがありますがこの魔王転生前バリバリ野太い声の魔王だったんだよなと思うと素直に萌え感情を発揮できませんでした。ま、でも性別不詳らしいからこっちの都合のいいように解釈してしまえば良いわけです。あと魔王がJKに擬態した時もそうだしゼニアもだけど絶妙にエロあるのなんなんだよ本当に。

 

21.『おかしな転生』

わりと人格者な方の村瀬歩アニメーション(もう1つの方はCに)。主人公であるペイスが基本的に「お菓子の国を創る!」というとんでもマインドで行動していますが、2〜3話分のエピソードの最後にちゃんとお菓子を持ってきて話を綺麗にまとめていて見やすかったです。辺境の貧乏貴族の後取りに転生したため、盗賊騒ぎだったり貴族外交だったり領地戦争だったりと西洋貴族のゴタゴタに巻き込まれながらもパティシエとしてのアイデンティティをしっかり活かせていて、絶賛するほどではないですけど満足のいく作品でした。

リコリス嬢とかいう阿波連さんみたいな本渡楓はかなり良い部類の本渡楓で萌えキャ度高かったです。年上なのは知ってますが、ペイスより結構背が高いのがなんとなく気になっていたのですが、調べたらリコリスは14歳とかなんですね。ペイスの人格を抜きにして端から見ると14歳のそれなりの女の子が9歳のガキンチョにほだされている構図で違和感凄いかも。5歳程度の年の差は年齢が上がれば上がるほど気にならなくなりますが、幼少期〜思春期の5年はバカデカいですから。あとスクヮーレくんも14歳らしいです。初陣でうまくいかず部下の兵士を死なせてしまい傷心しておりましたが仕方ないですし将なんだから前向いて次に繋げましょう、アルスラーンなんか14歳の初陣で大敗して首都ぶん盗られてますし。

正直、他のおばさん貴族とかリコリスの双子の姉とかなんならスクヮーレも全然要らなくてペイスとリコリスと領地の幼なじみの計4人+領主と側近くらいだけでストーリー成り立たせてくれて構わないです、むしろそういう回もう1話分くらいほしいところでした。それでいうとリコリス嬢は別に双子である必要性はなく、姉の方と間違えて誘拐されるという一点のためだけの設定で、別に年の近い姉妹にして妹は12歳位でも良かったと思いました。ペイスも年齢近い方が良いでしょうし。

 

22.『魔王学院の不適合者Ⅱ 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜』

放送再開に伴い夏アニメという枠での視聴です。声優どうこうの問題を置いておいて、やっぱどうしても蛇足感が拭えないと感じました。これは完全に僕の持論になってしまうのですが、「1期で完全に完結したみたいな素振りを見せている作品の2期はもはや蛇足」と思っていて、この作品も漏れなくそう感じた次第です。はめふらとかも同様。ただ、話がおもしろくないかと言うと別にそんなこともなく、『実は俺』とか『ライアー・ライアー』とかに比べれば全然おもしろかったです。1期はtierSだったのに対し2期がBというだけです。過去編数話ありますが、ラストの9話は演出でうまく魅せていた箇所があって純粋に良かったです。9話の感想1個目に思い浮かんだのが「噂と伝承に依って発生する精霊も普通に性交渉とかするんですね」だったのが自分でも最低すぎると自覚しております、すみません。ここもだし、最終話見ても思ったのですが、2期をやるのは蛇足ですが前後編の映画とかにしたらもっと良かったかもしれません。僕の「2期は嫌だけど映画は良い」の思考回路理解しにくいとは思います。

やや話が複雑になり、頭脳戦が多くなった結果アノス様の圧倒的な最強感を感じられるシーンが減ってしまいましたね。終盤の魔法攻撃もジオグレイズばかりでバリエーションに欠けていました。1期だと4話で「殺したくらいで、俺が死ぬとでも思ったか!」と言わしめてこの作品の"スゴ味"を見せつけたアノス様が2期3話で「答えが間違っていたからって満点が取れないとでも思ったか?」とかいう教授にメール送って単位取るカス大学生並の発言した時ややゲンナリしました。この作品のメインヒロインであるところのサーシャ・ミーシャの2人もそうですし、ファンユニオンもそうですが、アノス様への感情が一般的なこういうアニメにおけるラブみたいな感情ではなくて敬愛というか崇拝・信仰に近いノリになってきていますよね。個人的にはヒロイン側だけがラブコメ展開に走ろうとしてそれを軽々といなすアノス様とかも見てみたいところです。

さて、声優どうこうの問題を置いておきましたがやっぱ声優どうこうの問題全然置いておけないです。僕はcv.鈴木達央のアノス様が好きだったので本当に残念な気持ちでいっぱいでした。声優交代+梅原さん独自の色出しまくりで1期とはもう別作品だなというイメージになってしまいましたね。別に極上さんの声は悪くないし、1期からこの声だったら何も言わなかったと思いますが、どうしようもないものあります。達央さんの相手を下に見ていて良い意味でちょっとイキった感じのアノス様の演技がとても刺さっていたんですよね。声優代わっていなければBでなくA-にしてました。

 

23.『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家〜』

アニメを見る直前にSwitchで半額セールになっていたゲームを買ってストーリークリアまでしたというのもあり、僕にはとっても楽しめた作品でした。メインストーリーもそうですが、花とかプリンとかのクエスト回が地味に良かった。あの辺をやらないとゲームだと強い武器を錬成するための鉱石が得られないんですよね。アニオリの水着特訓回も大興奮でございました、ええ。ゲームやっていたときから思っていたのですが、いくら幼少の頃からの付き合いといえレントやタオはどうしてあんなムチムチとかを通り越してる身体のライザを前にして平静を保っていられるのでしょう。17歳とかのときの僕だったら、平静を保っているフリしておきながら鼻息だけは荒くなっていると思います。

これはゲーム原作の作品全てに言えるのですが、ゲーム原作の場合既プレイ者は自分でやったストーリーを追体験できる意味で楽しめるのですが、未プレイの人は全然楽しめないことが多く、この作品もゲームやっていない人からするとそうじゃないかと思いました。僕自身、ライザではないですが未プレイゲーム原作のアニメを視聴したとき何がなんだかよくわからんわつっておもしろくないという判定をしたことが多々あります。そういう点で、この作品自体の世間からの評価はあまり高くつくことはないのかなとも感じました。

まぁただ、正直男性視聴者ならライザの太ももデカすぎおっぱいデカすぎ、リラさんおっぱいデカすぎケツデカすぎだけで最後まで視聴し通せると思いますけどね。制作側も""理解(わか)""っているようで、これみよがしにライザの太もものアップカットを挿し込んできましたからね。いや不自然だろ!と思う頻度で太もも放り込んできていて終始キモ顔になっていたものです。ゲーム既プレイ者のツイートだかコメントだかで「プレイ中はストーリー諸々に集中していてあんま意識しない」というのを見かけましたが、無料DLできたぷにTシャツ・ホットパンツみたいなスキン着せて動かして撮影したり、なんなら僕はわざわざ330円×3払って女性キャラの水着スキン買って本編の7割くらい水着で動かしたりしたので全然意識してました(キモくてすみません)。でもライザの水着スキンは太もも隠れるんですよね、胸を解放する代わりアイデンティティの一部をかき消すリスクがあります。というのもあり、清楚キャラのクラウディアが実は脱ぐと結構…というのも水着スキンで知っておりました😤

そういえばクラウディアはゲーム中だと笛吹いたら弱攻撃加わるとかいう謎の武器で戦っておりましたが、アニメではさすがにリアリティのためか弓矢に変更されていましたね。レント・タオらにフルートを披露する前というのもあったからなのかも知れませんが。どうやらライザ2では弓矢使うらしいですね、2はやっていないので先日知りましたが。アニメ見るためにゲーム買ったわけですからね、こちとら。

なんかだんだんゲームの感想なのかアニメの感想なのかわからなくなってきました。1クールだけだとドラゴン討伐だけで終わってしまいましたね。ここからストーリーが大きく動き出す!というところなので、ぜひ2期も放送してほしいです。最初、最後までやるものだと思って2クールなんだなぁとか考えていたのでdアニメストアの「全12話」の表示に驚きました。最後まで憎まれキャラのボオスもこの後精神的に成長するんですよ、中の人繋がりで水星のグエルみたいな感じで。

 

24.『英雄教室』

1,2話のノリがどことなく2015~7年くらいのアニメみたいな、要するに平成末期な雰囲気を感じこれは伸びるぞ!と思っていたのですが気がついたら終始コメディ路線でトチ狂ってギャグをバリバリにぶっ込んできていでバカアニメと化しました。なんなら冰剣みたいな匂い漂っていていたんですけど、冰剣ほど狂ってはなく、ちょうどいいワイワイ感がありその点は心地よかったです。後半ギャグ濃度が上がりすぎてこのアニメを擁護するのも限界きた、いい加減にし給えよと感じていた部分ありましたが、"観方"を理解すると楽しめる作品ですね。イセスマとか達男とかそうなんですけど、"観方"ってのあるんですよ。主人公のブレイドくんがONEPIECEのルフィ並に女に興味ないというか、そのレベル通り越して一緒に風呂入っても何も思わないのヤバいだろ。気の強い赤髪と大人しい銀髪ショートというライアー・ライアーと同じメインヒロイン構図ですが、個人的にはコチラの方が好み。ただアーネスト含めブレイドに好意を持つヒロインがかなりいるのにギャグのせいで掻き消されることもしばしばでしっかり好意を寄せるシーンが欲しかったところでした。

少し前から幼女キャラの役として木野日菜さんが爆伸びしてきている印象。ちょっと前まで幼女キャラといえば久野美咲さんだったのですが、Buddy Daddiesとかも木野さんでしたよね。個人的には、木野日菜さんの演じるクソガキみたいな活発幼女好きで、本作品のドラゴンも漏れなく好きでした。

 

25.『夫婦交歓~戻れない夜~』

今季の僧侶枠です。今季はスワッピングモノでもういよいよ僧侶も来るとこまで来たなと感心しました。当然完全版を視聴😤AnimeFestaというサイトで公式で無修正版(局部はモザイクですが、TV版だとバッツリカットされている行為シーンがある)が載っているのでオススメです。エロシーンで勢いで評価Aとか付けそうになっりましたけど冷静に判断してB。なぜならこの作品はエロしか無いから、いやそれでいいんですけど。

僕がNTRモノめちゃくちゃ苦手なのでNTRっぽくなったら険しいなと危惧していたのですが最後純愛で締めてて大逆転、ほっと一息一安心。スワッピングの時点でNTRなところありますが快楽堕ちというかメガネの方の嫁さんが完全に堕ちたら萎えるところだった。ところで有識者曰く原作ではこの後もどんどん拗れてちゃんとスワッピングモノらしくなるらしいですので、最後の方はアニオリなのかも知れません。もう一人の女の方辛気臭いまま終わりましたが、ここで終わらせるのがちょうど良い気がします。

 

26.『あやかしトライアングル』

延期して放送再開されたため今季アニメとして視聴しました。つか(ギャル)、最近のアニメエロ規制の範囲デカすぎない?しょっぱなに話す内容違う気もするけどあまりにも気になりました。おパンツくらい全部見せてくれたっていいじゃないか!!と画面に向かって絶叫しております。というか、謎の光とか濃すぎる湯気とかならまだ全然マシなのに、最近の規制ってよくわからんスタンプみたいなので伏せるからイチイチ集中削いでくきてエロ見せたいのかギャグなのかわからなくなるんですよね。おパンツに猫いるのなんなんだよ。僕はこいうのが嫌で普段AT-X等の規制なし版を観るのですがこの作品は全然規制されてましたね。BDを買えという制作からの"圧"を感じます。

ストーリーの方は原作を週刊少年ジャンプ連載時読んでいたのとたまにジャンプ+眺めていたので概ね知っていました、この手の作品にしては内容がしっかり固まっていて良いです。TS・偽百合なわけですが、ヒロイン(元から女という意味)のすずの方が性欲の化身みたいな感じで、それ故ハクが満ちているとかいう設定、さふが我らが矢吹健太朗様だなぁと感嘆。みんな淫乱だけど一途な女が一番好きなんだから(諸説アリ)。たまにすずがリト枠になっているのヤバいだろ。11話で祭のち○ぽ見た後一晩中一人でウーーンしてそうですよね。そう、内容は結構いいんですけど、微妙にテンポが悪く感じてしまうのと、4話くらいまで引きの絵での作画が怪しすぎるのか気になりました。

 

tier B-

27.『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』

はめふら あたりがきっかけで気がつけばこのタイプの「乙女ゲーの悪役令嬢に転生する」アニメがテンプレになってきましたね。本作は例に漏れずそんな感じなんですけど、他作品のようにラブコメがメインというわけでなく、ラブコメはあくまでエッセンスでバッドエンド回避というか、王女として事件を解決していく政治的なところをメインで描いていて独自性があります。この1クールでは誰とどうフラグができるのかまったくわからないまんまなのでその点は2期の余地があるかもしれません。男キャラは概ねプライド王女へ矢印が向いているのですが、本作はヒロイン側が鈍感極めているのでこれといった動きなしでした。

この設定の作品群は、「なんでこの人5歳とかの状態で転生するのに最終話(主に17歳とか)まで10年以上もゲームの記憶しっかり頭に入れた上で生きていられるんだよ」とか思う節があるのですが本作は「確かゲームでは…思い出せない〜」みたいなシーンが多く地味にその辺リアルにやっているんだなと感心しました。まぁただこれはこれで主人公が少しポンコツに見えてしまって一長一短といったところです。

 

28.『白聖女と黒牧師』

とてもユルく、ふわっとした雰囲気の中展開される鈍感系無自覚ラブコメで終始ほんわかした気持ちになります。なんか聖女とか精霊の加護とか色々と設定がありますが特に何も考えないで萌えの摂取にのみ従事して顔を変形させていれば十分な作品です。ローレンが鈍感とかを通り越していて心配になります、そんなに甘々見せつけておいてどういう感情なのかわからないってどういうことだい?この2人の関係はこれからもこのままのペースで続きそうですね。

マジで内容がこれだけなので、これ以上特にいうことありません。

 

29.『AYAKA』

タイトルの印象とストーリーがだいぶ違っていました、あやかって要するにアヤカシのあやかなんですね。妖が生息する島を舞台にした物語で、当初の島の田舎感からサマータイムレンダの島くらいの規模感なのかなと思っていたのですが一の島の観光地度合いや人の多さを鑑みるに、ハワイ諸島のようなイメージを持つといいのかもしれません。全体通して、別におもしろくないわけではないんだけど取り立てておもしろいというわけでもない、至って普通という作品でした。悪いところを指摘することもない一方、良いところもこれと言って無い分観れるといった感じ。

と言いつつ、8話から最終話にかけてはそれなりに伸びた印象です。尽義さんがただの酒クズ大学生ノリ過ぎて何だこの師匠はと思わせておいてこの時点で彼には死で以て島を救う覚悟があった故自由に余生を過ごすという意図があったとわかり、再評価路線に。それと、皆と友だちになってからの一条いばらちゃんとってもかわいくてニッコリ。幸人が友だちの何たるかを知らないのが目立ちますが、彼女も任務ばかりで友だちいなかったんだなと気づきます。今季の最カワ四天王の一人にいれてもいいでしょう。主人公の幸人くん、境遇と声優さんの影響で度々コイツ文ストの敦くんだろと感じていました。

最終話見て確かにそうだわと気づいたものの驚いたこととして、この作品全体で中学の卒業式〜高校の入学式までの1ヶ月ない程度の期間の出来事だったことが挙げられます。幸人くん島に来てから怒涛過ぎたな。お祭りのシーンとか見ててっきり夏くらいまで時間が流れてるものだと勘違いしておりました。

 

30.『レベル1だけどユニークスキルで最強です』

この世の肉野菜魚が全てダンジョンからのドロップ""のみ""というとんでもない設定の異世界モノで最初「なんだこの異常アニメは…」と困惑していましたが、慣れると神達に拾われた男みたいなノリでなんとなく楽しく視聴できます(制作会社繋ぎ)。序盤ニンジンしか喋らないバニーのバケモノが目障りというのもあり微妙でしたが、ダンジョン所有権争奪編で出会ったセシリアさんがニンジンの100倍良い女で少し気を許した。地味に今季の最カワ四天王候補といったところ。「アレは月100時間残業している人の顔だ!」は名言。

ドロップしたアイテムを道に置いとくと再び魔物化するとか、魔物をダンジョンから出すと消滅するとかの実験で主人公が骸骨をダンジョンの外にぶん投げたりモヤシを道に放置したりする図はさすがに頭おかしくて笑いました。町と町の間は完全な荒野だし人間以外の生き物は全て魔物だしで凄い設定です。挙げ句の果てに、「お金をドロップするダンジョンが〜」とか言い出してひっくり返りましたよ。この異世界第一次産業どころか第二次産業の一部までダンジョンが担っていて、さすがに実は仮想世界で主人公は仮想世界に入る直前の記憶を消されているのでは?とか恋愛フロップスばりの考察をしたのですが不発に終わりました。

 

tier C

31.『実は俺、最強でした?』

最初の2話までがピークのワイワイアニメ枠です。主人公のマインドがネガティブ寄りで全然好感持てないし、過程全省略して異世界に(コチラの世界と繋がる)TVなりネット環境なりを搭載しだした時はあまりのハチャメチャさに泡噴いて倒れそうになったけど、ヒロインの幼女が萌えキャなところただ一点でギリギリなんとか許せる作品です。というか、このシャルだけがこの作品の安息ポイントで、彼女が出てないorあまり出ない回は話自体の評価が下がることに後から気づきました。この作品はOP・ED・シャルの3本で成り立っていると感じました。いずれにせよぶっ飛んだバカアニメでそのつもりで視聴すると良いです。

5話で自分の生みの親兼国最強とされる女王をボコボコにする様子が陰の実力者過ぎて爆笑してたところ、最後に女王に首輪つけて回復術士ぶりも凄い。この主人公この辺を境に度々陰の実力者ぶりだすので注意がいる。基本的に結界魔法しか使えないはずなのにありとあらゆることをこなしていて魔力レベルが1002だとまぁなんでもアリなのか。器が小さすぎるアノス様みたいなもんか。

あと、この作品とおかしな転生見たときに、なんで同じクールで同じような設定のアニメの主人公に同じ村瀬歩を起用してるんだよって困惑しました。もしかして少年に転生したら全部村瀬歩なのでしょうか。ただおかしな転生の方の村瀬はコチラと違い元社会人な分振る舞いが良く、ある程度人格者なためおかしの方が評価高い。

 

32.『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』

まず、この世のどこに自動販売機に転生して大喜びするヤツがいるんだという話ね。スライムも蜘蛛もまだギリギリ喜ぶやついるかもしれない、いや自販機て。ということでこれ最初の3話くらいだいぶストレス溜めながら視聴していてFまであり得たのですが4話くらいからなんか慣れてきて、というか"観方'を理解して耐えました。食事中に雑につけて飯食うついでに眺めるのが正解です。なんか防振りと同じなんですけど、特別萌えキャがいるわけでもストーリーが良いわけでもないのになぜかギリギリ視聴できるんですよね。全然おもしろくないから見なくていいですけど。

…2期決定というのに驚きを隠し得ない、さすがに嘘だと言ってほしい。ふざけるのもいい加減にしたまえよと。2期決定!みたいなツイート見た瞬間困惑で脳がフリーズしました。確かに最終話に魔王の手下みたいなやつ突然登場してなんかストーリーぶった何かを展開させたけど、もうエエて。

 

33.『ライアー・ライアー』

回を追うごとにおもしろくなくなっていった珍しい作品で、序盤の期待度がそこそこあっただけに拍子抜けでした。この作品の何がおもしろくないのかと冷静に考えたのですが、話の構成や作画など挙げられますが、その中でも作品の要であるゲームが大きいです。ゲームがメインの作品なのにゲームシーンを丁寧に描写していないのと、ルールを雑に紹介するからよくわからないままゲームが始まってしまう点、さらにアビリティとかいう事実上何でもアリの後出しジャンケンが発動している点です。最後のを意識しながらストーリー後半の陣取りゲームを見ると顕著に出ていて、アビリティをアビリティで無効化し、さらにそれをアビリティで塞ぐ…みたいな後出しジャンケンの連続です。しかもそれらのアビリティが既存のもので、視聴者も「お〜そのアビリティにそんな使い方が!おもしろい!」と思えればいいのですが、全部その場で新しく出てきたもののため後付にも程があるだろと呆れてしまいます。てか、違法アビリティってなんですか?このゲームについて国家が法律を制定しているとでも言うんか?

メインヒロイン2人は萌えキャで好みでしたけどやや物足りなく、この手のアニメにしては萌えシーンも少なかったです。もっと振り切って好意出しても良かった気がします。てか、英雄教室でも男主人公がヒロインと風呂入ってたんだけどこの手の作品群の男主人公の貞操観念というか倫理観というか価値観どうなっとんねん。この作品はOPが強いこととメインヒロイン2人が萌えキャなことくらいしか良い点がないのに両方とも割愛されることが多くて残念。

 

tier F

34.『七つの魔剣が支配する』

高く評価している人周りにそこそこいましたが、正直僕には全然刺さらなかったです。ハリー・ポッターからおもしろさを全部引いてイセスマの侍を足して少々のポリコレをまぶしたみたいな作品でした。設定だけはモリモリと広げていますが話自体は単調でかなり薄いためつまらなく感じてしまいます。実際ハリポタも映画だから良いものをアレを20分おきに7,8話分に分割放送されたらまとまりがなくておもしろくないんだろうな。6話で主人公のオリバーは敵討ちのために魔法学校に来ているとわかり、魔剣って何なのかとかその辺のストーリーの根幹部分が判明しおもしろくなるかと思いきやそこから特に進展することなく(作品時間軸的にも)ずっと放置されたまま最終話を迎えたのですが一体何だったのでしょう。第一、これが判明する6話もBパートに唐突にぶっこまれてさも皆様ご存知ですよね?ばりに開幕するものだから僕視聴中どっかで寝てた?と不安になります。

結局この作品ってどういうものなん?という見通しも目標も不明瞭なためおもしろいと思えませんでした。英雄教室のようなコメディなら目標とか無くてもいいんですけど、こういう真面目な雰囲気した作品は根幹を充実させるべきですね。

 

35.『スパイ教室』

2クール目の感想です。僕は1クール目時点からあまり好きじゃなく、惰性で2期を見始めたのですが、相変わらず微妙だしなんなら拍車かかってる。スパイなのに目立った行動するし個人的な都合で行動するし人殺すしで僕がジョーカー・ゲームを観て学んだスパイの禁忌みたいなの全部踏み越えててこれはどういう視聴の仕方したらいいのだろうとなってしまう(そもそもJGは女はスパイ向いてないとしてますが)。まぁJGはゴリゴリの硬派な作品でコチラは半ばワイワイアニメも兼ね備えていて特色が違うため並べて比較するのはお門違いやもしれませんが。全員特殊能力持ちなのはアニメだし全然納得できますがその中でただ一人だけセックススキルのみで乗り切ってる女がいて言葉が出ない。なんなら本編中でも他のスパイ全員から無能扱いされてるし。よりにもよってこの女が無能発動するものだから余計にストレスが溜まり、サラの回で活躍見せたかと思えば「リリィちゃんお手製の惚れ薬も効果ありましたね🎶」←じゃあほぼこれのおかげやんと。このティアだけは極上さんの師匠から直接スパイのどうこうを教わってるとのことですが、それで得たものがセックススキルて。ヒーローになるためのノウハウは男の誘惑の仕方らしい。やっぱ今も昔も女スパイってそういうことなのでしょうか。他のスパイの中ではアネット、サラあたりは好きですね。抜けてるように見えてこの2人はちゃんと優秀でした。文句言いましたが16話のアネットの大どんでん返しだけは思わず湧きましたしこのアニメやるやんと見直した所あります。

この作品の何がそんなに残念なのか考えたのですが、タイトルとビジュアルだけならおもしろいアニメの雰囲気漂わせているのに蓋を開けたらおもしろくない点なんですよね。OPもめっちゃ良いのに。あと先述しましたがスパイがガバガバなところもです。ワシントン軍縮会議(的なやつ)で世界中から名だたるスパイが集まるって情報が漏れちゃってるのなんなんだよ、スパイがいることは一番バレちゃいけないだろと考えてしまい作品のガバさにやられる。まぁ〜エンタメアニメだと思って見れば見れないこともない…かも…。この作品におけるスパイって暗殺者みたいなものなんでしょうね。この回、ようやくティアが活躍するかと思ったら全部極上一人でどうにかなる雰囲気してましたね。というか、実質的には極上一人で全て事足りるんだろうなと。

 

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以上、2023夏アニメ感想でした。

この夏色々と仕事等忙しくてアニメ観てる暇ないしもしかしたら20本くらいになるかなとか思っていたんですが逆にストレスを発散させるべくたくさんアニメ観ておりました。夏アニメの最カワヒロイン四天王は

・吉川由紀(ホリミヤ)

・アンチャーン/ヴァミリオ(Helck)

・一条いばら(AYAKA)

・伊吹翼(ミリオンライブ)

で登録します。ミリオンライブが秋アニメだから駄目というなら佳作でライザで。

秋アニメもモリモリ始まってます。秋は観たい作品がdアニメストアレンタルになっていることが多く、アマプラ・Abema・TVerを駆使するはめになりそうです。

2023夏アニメ感想(tierS,A帯)

夏アニメが完結して、もうバリバリ秋アニメが始まった頃合いなので、いい加減夏の感想を載せていこうと思います。この記事では僕のランク付けでS, A+, A, A-に入った作品の感想をまたダラダラと書き連ねます。全体としての評価まとめは次の通りです:

自分は今季35本(映画・OVAを含む)のアニメ作品を視聴しました。ミリオンライブは正確には来季の秋アニメなのですが、全話先行上映で観たため夏アニメという枠にさせてもらいます。ということでこの記事の目次は以下の通りです:

 

以下、感想(ネタバレ大):

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tier S

1.『呪術廻戦』

懐玉・玉折編と渋谷事変の五条悟が封印されるところまでで区切りを付けて夏アニメとしました。いや、流石に文句の付け所が無いほどおもしろすぎます。逆におもしろくない回が1話も存在しないんですよ。

懐玉・玉折から感想を書いていきます。最強男の五条悟と闇堕ち前の夏油傑の青春時代を描いていて、この手の過去編大好き人間からするとこの5話は呪術廻戦全体の中でも群を抜いて好きなエピソードになりました。実は全然原作読んでいないので、この夏油がいつ裏切って理子ちゃんを殺すんだ?とか勘ぐっていたのですが彼はこの時点では最後まで聖人君主な感じでなんなら性格の分五条悟より良い人でしたね。理子ちゃんに生きたいなら一緒に逃げようと手を差し伸べたところで唐突に殺されるのはあまりにも残酷な展開で言葉に詰まりました。夏油が闇堕ちしたのはこの理子ちゃんを守れなかったことが別に直接的な原因というわけでなく、一人の少女が亡くなっているのにそれを拍手喝采で褒め称えるような非術師(=本来守るべき対象としてきた者)たちが存在するといういわば人間の薄汚さを目の当たりにして段々と非術師を守るという自分のポリシーに疑念を抱き始めたわけですね。これを観た誰もが  あの東堂の師匠との会話が一番のトリガーでこの女大戦犯すぎないか?と思いますが、実際は数あるきっかけの1ピースに過ぎないんですよね。人間が自身のマインドというか性格よりも奥深くに在る本質が変わる時ってそんな1つや2つの言葉じゃなくて色々な要素の積み重ねですからね。あの村の人達の汚さもあいまって。てかここで助けた幼女があの0に出てきたギャルになるのか、そうかー。この過去編最終話作画がどうとかって文句を言っている人がちょこちょこいましたが、個人的には一切文句なくて、この朧げで淡い感じの演出は現在の五条悟の夢以外にも青く美しかった2人の青春が崩れ去っていく儚さみたいなものも演出できていて良かったです。

さて、話は渋谷事変に入るわけです。まず、あの閑話休題的な感じで出てきた小沢さんってもう出てこないんですか?結構良いキャラしていました。でも逆に出てこられても死ぬためだけに出演させられそうで嫌なのでいいんですけど。小沢さんしかり虎杖が元々いた学校のオカルト研究会の人しかりはこういうのに触れることなく蚊帳の外で幸せにとまではいかずとも平々凡々に暮らしてほしいものです。あの回はBパートからもう既に話が重くなりまして、メカ丸の奮戦について余計なことなんですけどアレ最初から「出し惜しみしない!チャージ17年!」つって全部ぶつけてダム吹き飛ばしていたら真人くらいは倒せたかもなとか余計なことを考えてしまいました。夏油を倒すのも加味すると1年ずつ小出しが妥当なのか。渋谷事変に突入し五条悟封印回ですが、もうなんて凄い作品なんだと圧倒されてしまいました。五条が花御を瞬殺するところから始まり、副都心線で渋谷駅に1000体の改造人間が放り出され(これ逃走中のミッション失敗して大量のハンター放出されたみたいだったな)一瞬逆転され険しい展開に見えてからの0.2秒の領域展開。そして最後に夏油(偽)との再会からの封印まで完璧すぎました。今よく聞くと櫻井孝宏さん過去編や0のときの夏油の声と偽夏油の声若干演技の仕方違う気がしますね。この後話が好転することなく地獄しかないとのことである意味で楽しみです。

ここからは完全に余談なんですけど、自分はこういう作品はよくアニメを観た後にYouTubeで海外の反応みたいなのを観がちなんですよ。切り抜きではなく、海外YouTuber自身が出している動画の方で、他にも進撃の巨人とかジョジョとかは観ていました。海外勢的にはキリスト教の人も多いし、脳を入れ替えて肉体を乗っ取るなんてこと我々よりももっととんでもないことのように感じているだろうなと思いました。それともっと関係ない話なんですけど、日本語の技名の英訳って英語の語彙が少ない影響でイマイチなこと多いんですけど、domain expansion ; Infinite Voidだけは英語でもカッコいいです。術式のことをtechniqueで済ませるのとかはイマイチですけど。

 

2.『わたしの幸せな結婚』

本当に素晴らしい作品です。舞台設定だけですけど、大正時代ら辺の恋愛モノが好きな人には激刺さりすると思います。と、言いつつこの作品は実際に時代考証がどうなのかとかは気にしない感じです。主人公である美世の独白が多く、非常に文学的な情緒に富んだ作品で、アニメを観ていながら小説を読んでいるような感覚でした。或いは、"間"のとり方が絶妙で、終始映画を観ている感覚でもありました。実際、1〜6話と7〜12話で2本分の映画が作れるわけでしょうけど。1話では全くその話が無かったので2話で驚いたのですが、人が異能を持つ世界観でそれにより派閥争いや発生するという設定で、最初はこの手の恋愛モノにしては能力バトルモノじみていて突飛だなと思ったのですがストーリー展開の起爆というか、よくある貴族の派閥争いみたいなものの火種になっていてわかりやすいです。全然どうでもいいことなんですけど、異形との戦いの様子がなんかハリー・ポッターのディメンターみたいだなと。特に最終話の美世が絶大な力を放つところとかエクスペクトパトローナムでしょ。

この主人公の美世がなかなかに難しい性格で、美世の育った環境が崩壊していたのもあって序盤の美世の自分の意思を持たないような態度やネガティブ過ぎる思考・発言は観ていてなかなか苦しいです。これはおもしろくないという意味での苦しいではなく、そう育てられた故この年齢でも自我を持とうとしないことに対して苦しいという意味です。けど、だからこそ6話で 「絶対に旦那様を渡さない」と宣言すのを見て解るように、旦那様との出会いがきっかけで変わっていく様子を見ることができ美しいです。この美世の特大ネガティブ思考はそのまま旦那様に捨てられたくない一心で変に気を回しすぎてしまう方向に流れていきます。旦那様は絶対に捨てたりしないのに、美世の置かれていた環境を鑑みればそうそう全幅の信頼を置くのも難しい、というか置いてるつもりでもどこかに捨てられるかもと思ってしまうわけです。相手が悪いのではなく、自分が悪いせいで捨てられるというマインドになってしまっています。こういうのの上田麗奈さんの演技めちゃくちゃ上手いですよね。悲壮感とか、幸薄そうな女性の演技がずば抜けていてそこも作品に入り込めた一つの要因だと思います。そういえばこの話は美世の「シンデレラストーリー」と銘打ってありましたが、11話まで絶望的な展開多すぎて全然シンデレラじゃないじゃないですかと思っていましたが、よく考えたらシンデレラも最後の最後のガラスの靴を履くところまでは険しい展開でした。

で、一方旦那様の方なんですけど、旦那様は不器用ながらも心から妻を想っている感じが素敵でカッコいいんです。美世を助けるべく単身屋敷に乗り込んだり、漢が過ぎます。しかし、美世も旦那様もお互い超不器用なのに変なところに気を遣うもんだからすぐに関係性が崩壊しかかって観ている側はヒヤヒヤしました。10話の美世の「わかりません」もそうだし、勝負に負けた後の旦那様が完全に腑抜けになってしまっているのも違うだろ!と喝を入れたくなりますね、実際旦那様の方はお姉さまがぶん殴ってくれてますけど。

それも踏まえての最終話は激伸びしまして、最終話を観てA+からSに上方修正入りました。12話の気合の入り方がとんでもなくて、美術も演出も音楽も何もかもが美しく、完璧です。エピローグを充実させていた点も嬉しかったです。色々なことが起こりすぎて'そういえば社交会なんてあったな'って感じでしたが、こういう一つ一つの丁寧さが作品の奥深さを生むんですよね。

そういえば、あまり本筋とは関係ないんですけど、11話で薄刃家は「結婚相手は親族の中でしか認められない」と出てきましたけどそれハプスブルク家よろしく子ども奇形だらけになりそうだけどその辺は大丈夫なんでしょうか。あの薄刃家の従兄弟さんは普通そうでしたが。ああいうのって何親等からセーフとかあるんでしょうけど。

2期決定のツイートを見た瞬間これほど嬉しい気持ちになるのは久しぶりです。ただ冷静に考えるとこの作風ゆえまた美世が精神的に追い詰められて苦しい思いをするのかと思うとなんとも言えないですね。もう本当にこの後は幸せな結婚生活だけ描いてくれて構いません。いや、本当にこの2人には幸せになっていただきたいです。最高の作品でした。

 

tier A+

3.『THE IDOLM@STER MILLION LIVE!

長い感想は以下のURLより↓

https://bigstar-cathy.hatenablog.com/entry/2023/10/14/233959

欲を言えばもう1クールかけて各アイドル個別のストーリー(1人1話で10人分くらいでもいい)とかメイン回張れなかったユニットの話とか欲しかったなども思いましたがそれミリシタのコミュ読めって話でした。ミリシタまた始めようかな。記事の方では「テンプレ」と悪い表現をしましたが良い言い方をすると「超王道アイドルアニメ」なのでアイマス通ってきていないオタクでも楽しく観ることができると思います。

 

4.『るろうに剣心明治剣客浪漫譚-』

あのるろうに剣心の再アニメ化ということで、やっぱり20年以上根強い人気があるだけにめちゃくちゃおもしろいです。実は僕お恥ずかしながら旧版のアニメを観たことなく、なんなら原作漫画も読んだことがなかったためこれが名実共に初めてのるろ剣でした。佐藤健主演で実写映画が大成功を収めておりましたがそれも観たことなかったですね。これは90年代の漫画全般にある良いところなのですが、登場人物の関係性や人となりを丁寧に描写しているんですよ。これによりものの数話でキャラに愛着が湧き、作品に没頭することができます。剣心の強さが最近のラノベ由来のスキル等ではなく本人の鍛錬によるものなのが本当に良いです。人斬り抜刀斎としての過去を越え、流浪人として薫殿や道場を守る闘いをするその姿は美しいです。敵キャラとして登場した御庭番衆にもそれぞれストーリーがあり、最期は無惨に散っていくわけですが、その散り様は敵でありながら儚く感じてしまいます。そういえば旧版を知っている方たちはキャストの一新に対して何やら否定的な意見を多く発している印象を受けましたが、僕はこれが初るろ剣だったため何も不満はありませんでした。過去作との比較動画みたいなのがYouTubeにあって聴き比べしてみたのですがどちらも良いと思います。というか、僕は昔からゲゲゲの鬼太郎が大好きで追っているのですが、アレは10年おきにリメイクされて声優全変更されるコンテンツなのでこういうリメイクに対して声優変更するのは違和感ないです、寧ろ違いを楽しめていいじゃないですか。HUNTER×HUNTERもね。魔王学院はリメイクでなく2期で変えてるから駄目ですけど。

この作品opもedもド刺さりしました。自分はラップみたいなの好きじゃないと思っていたんですけど、それはbpm105とかのスローでダウナー系ヒップホップみたいなのが苦手なだけでこういうバチバチの曲に挿し込まれるラップは好きでした。よく考えたらココロオドルとか好きだったしそりゃそうだなと。実写映画の予告編とかで知ってる情報に藤原竜也が演じていた包帯だらけの男、志々雄でしたっけ?彼がいたのだけ覚えているのですが、彼はラスボスみたいな枠なのでしょうか。まだ最初の1クールじゃ出てくる様子なかったですね。この作品が2クール目あるとしって心から嬉しかったです。引き続き楽しく観ていきます。

 

5.『アンデッドガール・マーダーファルス』

めちゃくちゃおもしろいです。1話から江戸明治の世界観でミステリーモノで落語調と全ての要素がド刺さりして完全に引き込まれてしまいました。イメージとしてはレイトン教授にバトルと妖怪足したみたいな感じ。事件解決シーンや戦闘に乱入するシーンでの津軽の口上は痺れる。それこそ落語的な言い回しみたいなの、カッコよくて聞き惚れてしまいます。話のメインは倫敦に入ってからのところなのでしょうけど、個人的には2~4話のヴァンパイアの屋敷での事件が特に好みでした。というのも、見る限りどう考えてもコイツが犯人だろとずっと思っていたのですが4話でそれが覆され、しかもトンデモ理論でなく辻褄が合う論理展開で感心した故です。倫敦編は探偵業よりも最初はvsルパン・vsホームズ(探偵対決)の構図で後半は四つ巴のバトル展開で、ド派手なのですがコチラが期待していたのはそっちじゃないなとも思いました。その後の人狼村の一件はおもしろかったです。最終話で全ての謎が解明されるターンは理解するのに時間を要しましたが、一つ一つの伏線が辻褄が合うように撒かれていて丁寧で納得のいく結論でした。ちゃんとフィールドワークで手がかりを見つけていくためアニメを観ながらレイトン教授とかのゲームをプレイしているような気分になります。モブキャラの話を聞いたり事件現場を見たりすることで事件解決のための要素を揃えていき探偵がピースを全てはめていく構図大好きです。倫敦編から出てきた秘密警察みたいな人たちと亜人教団みたいなのはまだよくわからないまま終わってしまいました。ぜひとも続編があるならアニメ化のほどお願いしたいです。あの敵側のサキュバスみたいな女が出てくると妙に官能的になりますね。エロというより官能というべき感じ。しかも女だけ発情させるとのことで男性視聴者的には嬉しい展開にもなりましたね。雫さん、発情させられて動けなくなるしノーパンで戦闘に参加するはめになるしでコイツ相手だと散々ですね。

ふと思ったのですが、この時代のヨーロッパだとアジア人や黒人は現代よりもよりガッツリと差別される印象を受けますが本作品ではみんな全然受け入れていますよね。これは皆大人だからとかその辺はコンプラで伏せてるからとか、そういうわけではなくて吸血鬼や人狼などの亜人がより強い差別対象になっているから同じ人類相手には差別しないのだと思います。結局差別というのは宗教由来か、自分の集団と異なるモノを敵として排除しようとする動物的な本能によるものが多いので、そもそも人間ですらない場合どちらにも引っかかるわけです。

 

6.『映画プリキュアオールスターズF』

映画等もコチラの感想まとめに入れることにしているため載せます。感想自体は以下のURLより↓

https://bigstar-cathy.hatenablog.com/entry/2023/10/14/233959

本当は入場特典ほしかったんですけど僕の見た目があまりにも異常成人男性なせいでくれませんでした。スタッフが転売目的の可能性を鑑みたのだと信じます。

 

7.『シュガーアップル・フェアリーテイル

2クール目の感想です。1クール目の終わりが最悪すぎて、ここから0.5~1クールかけてシャルを取り戻すくだりがあるのかなと思っていたら開幕早々に解決して一安心。にしても早々でしたが。アンがペイジ工房の職人頭として他の職人を引っ張って真っ直ぐに頑張るのに対応するかのように12話でシャルを持っていったペイジ工房の令嬢はどんどん惨めになっていくのも良いポイントです。シャルに良く似た愛玩妖精を買ってくるは挙句の果てにその妖精が職人の目潰したりアンを拐ったりと掻き回しまくるでブリジットさんの首を絞めすぎています。惨めですけど次第にアンを認めていく(正確には違う感情なのですが、うまく表せません)過程も良い。そう、ここでブリジットが買ってきた愛玩妖精ラファルなんですけど、僕は最初本当にブリジットが見栄で仕入れただけで何一つ深い意味ないと思っていたのですが、ラストの方の妖精王どうこうの話にガッツリ関わってなんならラスボスみたいなポジションで深い意味ありありでしたね。内容スカスカのアニメばっかり見すぎてその感覚でノリで雑に出したキャラと思ってしまいました。相変わらずシャルがイケメンすぎる。銀砂糖士としての仕事の横でシャル→→アンはコチラも女の顔つきしてしまいます。実際はアンからの矢印の方が強いのですが、シャルがガッツリ攻めにまわってますね。エロ女が積極的に誘惑してくるタイプの作品に割と辟易していたのでこういうのが肌によく馴染みます。

妖精や砂糖菓子など、メルヒェンな世界観しているのに内容は職人の派閥争いや討ち滅ぼされた貴族の話などかなり硬派で殺伐としており、メルヒェンチックなのはちょっと…って人でも十分楽しめる作品です。ひとまず生誕祭を成功させストーリーは完結しましたが、アン達はどこへ向かうのかや、妖精と人間の恋の行方などまだまだ楽しめることが多そうです。結論出てる風にして少し曖昧でしたからね。続き放送されるなら喜んで視聴します。

 

8.『君たちはどう生きるか

オタク向けではなく一般向け映画ですが、そんなある種の差別的なことをすることなくコチラのリストに入れるとにしました。感想は以下より↓

https://bigstar-cathy.hatenablog.com/entry/2023/07/19/225805

関係ないのですがジブリ日本テレビ傘下に入るみたいなニュースを見ました。そうすると今後ジブリは現在同様円盤か金曜ロードショーでしか観られないのが確定してしまい残念です。いつかdアやアマプラなどのサブスク媒体に来てくれないかと思っていたので。

 

tier A

9.『Helck』

おもしろいです。最初全然観るつもりなかったのですが、友人におもしろいから観ろと言われ視聴してみたら本当におもしろい作品でした。今季のダークホース枠です。圧倒的な火力でドカ湧き!というわけではなく安定的にずっとおもしろくて続きが気になる!って感じです。テイストは全然違いますが、どことなく『不滅のあなたへ』あたりと近い雰囲気を憶えます。

最初4話ほどは新魔王決定戦を描き、かなりコミカルな印象。このギャグテイスト強めな感じも結構好きですが、5話以降はその趣きを残しつつ帝国に戻るべく島や海、大陸の冒険譚へと姿を変えます。Helck自身、ポップで陽気な性格していてよく笑う男なのに常に目の奥が笑っていないというか、目だけずっと冷たく2クール目で明かされる過去編が楽しみです。勇者として特別な技があるというわけでもなく、完全にパワーのみで闘うのも風貌に合っていて好きです。

この作品の特大要素の一つにピウイとかいう緑色のバケモノが挙げられます。あのどこ見てるかわからない目で好き勝手喋って好き勝手行動する姿がかわいすぎます。その辺の最近出てきたキャラ、まぁち○○わとかのことですが、そういうのの何倍もかわいくて好きです。コンニチハ!!。1クール目ラストのED後Cパートで5,6分ピウイ視点の話やってくれたの嬉しかったです。どうやら回によってはピウイ専門の作画監督がいるみたいでさすがに力入れすぎだろと。ピウイの存在が大きいですが、アンチャーンことヴァミリオちゃんもとても好きです。久しぶりに小松未可子さんがデカい声出すタイプのキャラ見れて笑顔笑顔。好きな声優の一人なので。地味に今季の最カワ四天王候補です。

 

10.『もののがたり』

2期の感想です。素直におもしろいです。1期はほとんど主人公の偏った思想が真っ直ぐになっていく様子というか、周りとの人間(ほぼ付喪神ですが)関係の構築と長月ぼたんとは何なのか、彼女をどう扱うかみたいな世界観メインであったのに対し、2クール目はしょっぱなから仇である唐傘が登場したり結界を張っていた家が大崩壊したりと大きくストーリーが動きましたね。雅楽寮がそうだったんですけど、付喪神とかいうのみんな人相が悪いもので裏切りそうなキャラとそうでないキャラの判別が難しいです。そういうのもあり雅楽寮の裏切りは少し意外でした。

兵馬さん、一見凄いように見せていますけどそこまで大きな活躍はできていませんね、頑張ってはいるんですけど。でも現人神顕現からぼたんを呼び覚ますシーンの兵馬さんはとてもカッコよかったです。兵馬さんとぼたんの公認カップルの恋模様含めここからの進化に期待。てか長月ぼたんさん今季トップクラスにかわいいというか美しいですね。それこそ守ってあげたくなる女性です。

余談ですが、1クール目引き続きこのアニメのBGMはめちゃくちゃ良いものが多いです。テクノとかサイケとかそういうのモリモリで、サントラ出るなら仕入れようかなとも思いました。それと、アニメ3期来るかはわからんし、原作の購入も検討。

 

11.『好きな子がめがねを忘れた。』

完全に設定出オチ読切タイプでこれで1クール持たせられるか?と思ったけど思いの外順応して最後まで進んでたし、十分良い作品でした。小村くんと三重さんの関係性なんですけど、序盤の方ずっと介助者と当該生徒みたいにしか見えなくてこれそういう心理学的なソレで共依存な状態を好意と錯覚してるんじゃね?とか悪い推測をしてしまっていました。そんな感じで途中まではそこまで絶賛するほどでもないななどと言っていたのですが9話で三重さんが小村くんの好意に気づき、自分の小村くんへのまだ恋とは気づかない好意を自覚するくだりで青春ゲージが突如上昇を始めてドカ伸びしましたね。さらに言うとそこから先三重さんがやや積極的になってきて最高でした。即、手のひらを返させていただいた、一番チョロいのは小村くんではなく、僕というわけです。

三重さん、近視ならまだしも強めの乱視入ってるなら冗談抜きに危ないから眼鏡忘れないほうがいいです。"第二"と"第一"を見間違えるシーンありましたがそのレベルの乱視はいつか階段踏み外すし駅のホームから転落する可能性すらあるから心配です(母親)。ヌルヌル動くこだわりの作画というかCGっぽい感じは序盤全然慣れなかったけど4話くらい観たらなんの違和感なくなったので毛嫌いせず観ましょう。ただ原作漫画チラリと見たら随分素朴な絵柄でコチラの方が好きかもしれないなとは思いました。

 

12.『文豪ストレイドッグス

5クール目の感想です。今まで長編は1クールで完結していたのですが、今期は4期で全然完結しなかったためその続きでしたね。前クールで敵キャラも世界観の設定もトリコかよってレベルでインフレしすぎてしまいやや冷めていたのですが、やはり漫画原作なだけあって魅せるところは魅せてきます。瞬間最大風速で言ったらこの作品はピカイチだと思います。51~55話の前半は本当に素晴らしかったです。後半は空港と刑務所、さらには空港内でも乱戦でいくつもの軸で話が展開されるためゴチャついて話の進みが遅くなっている印象がありました。しかし空港での賢治くんの覚醒やOVAぶりに再登場した文ちゃんとか見どころは随所にあります。そう思うとこの話の功労者はブラムを説得して剣を引き抜いた文ちゃんなところあります。あの年齢で自分の体重も乗せるため屋上から飛び降りる度胸、カッコいいです。その点で、国木田さんや谷崎さんなどは全然目立った活躍をしていないし、後半はだいたい皆空気になっていたのは残念でした。敵味方増えすぎたのに動かす駒が少なかったですね。

世界大戦のくだりとか、福地が進撃の巨人のエレンぶってたとか(正確には福地は世界平和のためにワンオーダーを起動させたので違いますが)絶対に後付だろって感じするのですが、先ほども述べた通り瞬間での火力がとてつもないから後付でもおもしろく感じます。福地の持っている武器のチート度合いでまたトリコかと思ったけどね。殺されても過去を斬るすることでなかったことにするとか、未来から斬撃を飛ばすとかとんでとないことしだすなと。結局のところ、社長もギリギリだったし、福地より強いキャラは出てくることなく終わりましたね。最終話が完全に福地と福沢の件+太宰で他の探偵社員同様敦くんが何一つとて活躍していないんですよね。敦くん、お前主人公だよな?あとは良い感じに5分程度のエピローグやって完結かと思ったらED後なんか裏ボスみたいなの降臨して「未完」つって終わりましたね。展開が怒涛過ぎますが、原作のストックがカツカツらしく、続きは3年後くらいでしょうか。

後付による弊害もありまして、2期のラストからあんだけ暗躍していて最強の敵みたいな扱いされていたフョードルが割とあっさり負けたんですよね。監獄脱出のくだり数話に渡って(実際の時間は30分とかですけど)やったのはいいんですけど、負け方が本当にあっさりでした。フョードルの異能を熟成させるだけさせて思いつかなくて辞めたみたいな感じすらあります。実はフョードルは乱歩さん同様異能を持ち合わせていなくて、そのサイコさと頭の良さと言葉のセンスだけで今まで裏世界にのさばっていたのかもしれません。原作だと実は生きていて〜…パターンあるのでしょうか、読んでいないので存じ上げませんが。

 

13.『五等分の花嫁∽』

こちらの感想も以下より↓

https://bigstar-cathy.hatenablog.com/entry/2023/07/19/225805

dアニメストアでの配信が始まってからもう一度観ましたが、やっぱり最初からずっと四葉が好きで良かったってとこ。

 

tier A-

14.『政宗くんのリベンジR』

7年越しに2期ですよ。1期を直前に再履修したからわかるけどだいぶ1期から間空いてるのをいいことに少し変えたなって気がしました。吉乃の政宗へ向ける感情は1期では1ミリもないように描写していたし、兼継の見た目も最初からやや女寄りに描き変わっていましたね、少なくとも1期で出ていた腹はどっかいった感じする。まぁあと吉乃の思いも1期最終話の劇+修学旅行あたりから強まったので描写薄かったのは仕方ないかもしれません。さて、話はパリの修学旅行から始まるわけですが、ここは2人の関係性が崩れるためだけの旅行で一般的なラブコメのテンプレとは逆を行くわけです。それはいいんですけど、あの突然出てきた漫画描きのカタコト女は妙に癪に障りますね。外国人に対して何の偏見もないですけど、アニメに出てくるカタコトで図々しい女キャラ総じて苦手病が発動してしまいました。ただこの女は舞台のマクガフィンで、これによりようやく8年前の件の真相に到達するわけです。コチラ側としては全然わかっていたのですがやはり引っ張っただけに鳥肌ですね。2017年当時は気づかなかったんですけど1期見るとあのシーンの安達垣さんバリバリ声水瀬なんですよ、2期の1話は大橋に録り直されていましたが。5話にして2人は付き合うことになったわけですが、当初1話で政宗がトンチキ漫画家に「ラブコメは付き合うまでが8割!」的なこと言ってましたがまんまそれがブーメランしてきた感覚でした。え、あと7話ありますけどここから残り2割パートってコト?と。というか、あんだけ一悶着も二悶着もあったのに安達垣さんずいぶんあっさりと受け入れたというか順応していたなという印象です。もしかして普通に激チョロなのではとか考えちゃった。他のくだり、吉乃が安達垣さんに打ち明ける件とかもやけにすぐ受け入れるのが違和感ありました。普段ならネチネチ悩んで時間溶かすなと言うところなのですが、この作品アッサリすぎて拍子抜けしてしまいます。作品の根幹レベルのことなのだからもっとネチネチ思春期高校生悩んでくれて構わないのですが、そうでないにしても、もう10秒くらい事実を噛み締めて受け入れるまでのラグが欲しかったです。

二人が名実共に恋人どうしになってからの方が不穏で政宗は愛姫ちゃんと触れるとストレスで蕁麻疹が起きるとかいうとんでもない精神病発動するし安達垣さんは政宗の復讐計画のメモを見つけて疑心暗鬼に陥るしここで吉乃が乱入してくるしで色々凄いです。ラスト2話あたり少しモヤモヤする感じでなんかニセコイみたいな終わり方だなぁって気もしたんですけど、まぁある程度綺麗にまとまった感じしたから良いとします。こういうヒロイン多数ハーレムラブコメの良くないとことして、どうしても終盤下振れるのが挙げられます。主人公が一人選ぶ時点で他のヒロインはフラれるのが確定していて負けヒロインが出来てしまいどうしてもモヤついてしまう。僕が男女1:1の恋愛モノが好きなのってそういう意味も含まれているんだと思いました。

CパートでワガママMIRROR HEART流れてきた瞬間絶叫ドカ湧きしました。

 

15.『うちの会社の小さい先輩の話』

近年社会に出ることに前向きになれない若者の無職率増加が問題視される中、厚生労働省が成人男性たちに労働の喜びを知ってもらうために制作した教育的アニメーション(大嘘)。タイトルで背が小さいことに対してフィーチャーしていますが全然そんなのは重要ではなく、どちらかというと 「うちの会社のお乳デカすぎてエロい先輩の話」です。先輩が小さいという特性から発生するラブコメイベントに期待していたのですが、本当にただ「背低い女って萌え度高いですよね」的なエッセンスのみだったのでそこはもう少し何か欲しかった(背が低い女性に喧嘩売ってるわけではありません)。まぁ小さいことで発生するラブコメイベントが特に思いつかないのですが。強いていうなら会社の倉庫みたいなとこで高い所のものとってその後ロッカーに詰まった件と、旅行の際の押入に隠れた件でしょうか。そういえばロッカーの回原作だと篠崎さんボツキングしていたような気がしたのですがそんなことない?設定調べたら先輩148cm篠崎さん183cmみたいなんだけど、このくらいならギリ小さいフィーチャーしなくていい程度な気もしますね。普通にその辺にいる背小さい女性って程度でしたね。なんなら139cmとかだと勘違いしていました。一般に成人男女の恋愛モノはリアリティ高めで、まぁ要するに性的なことの話が大きな割合を占めていて、チンマン沙汰と呼んでいますがそれが多く辟易してしまうのですが(現実でのチンマン沙汰も見苦しいし、あと他人の性交渉事情も聞きたくない)コイツらマジで中学生なん?ってくらいピュアなラブコメしていてくれて助かりました。そういうのも込めて安心して視聴できた作品でした。

仕事前とかに労働モチベを上げる目的で毎週1話ずつ視聴していましたが、これかえって逆効果でした。というのも、電車内で観ている最中はモチベ上がってくるのですが、いざ仕事始めるかとなるとうちの会社には小さい先輩がいないことに気づき絶望してしまいます。クスリが切れた後のダウナーな感じってこんなのなんだろうなと実感。というか、どこの会社に行けば小さい先輩、最悪先輩いなくてもいいんで 部署の人間全員が仲良しで全員が一斉に有休とって温泉旅行に行けることがあるんですか?自分、そこに転職いいっスか?

 

16.『ポケットモンスター リコとロイの旅立ち』

2クール目の感想です。黒いレックウザを追うという具体的な目標もでき、話自体もおもしろい回が多くサトシのいないアニポケも十分板についてきた気がします。ナンジャモの声がゲーム告知のYouTubeだとファイルーズあいだったのに対し本渡楓に変わっていましたね。僕の最初のイメージはこちらだったので特に違和感はありませんでした。このパルデア回、リコがオーベムに催眠をかけられるのですが描写というか演出がエロ漫画の導入みたいで狙ってるだろと感じました。他の回でいうと、ピカチュウ(船長)とフリードが出会う過去回、ミブリムを仲間にする回とラスト2話のガラルファイヤーの回はとても良かったです。

 

17.『ひろがるスカイ!プリキュア

3クール目、というか、24話〜33話まで10話分の感想です。大きな戦いというか、山場は前クールで一段落し日常回のターンでしたね。あの航空会社のPeachとガッツリタイアップ組んでいた回やあんまり嬉しくなかった水着回などが印象に残ります。あんまり嬉しくなかったというのは朝の女児向けアニメのため、別に嬉しい水着でなかったという意味です。頼みの綱であるところのあげはさんが一番露出控えめで制作も気つかってるのが伺えます。プリキュアの姿の隙間から見える感じあげはさんは結構あるはずなのに。カバトン、バッタモンダーに続き新しい幹部キャラとしてミノトンが登場しました。彼はいかにもな武人って感じでそこそこ好きだったのですが、31話でクビになった上暴走させられて驚きました。

ラストの方で一気に話動くきっかけとしてキュアマジェスティの登場がありました。エルちゃんが変身するんだろうなとは予想できていましたがまさか変身前赤ちゃんのままだとは思っていませんでした。てっきり魔法つかいプリキュア!のはあちゃんみたいになんか急成長するのかと思っていたのでこの変身前後でのボキャブラリーの変容ぶりに驚く限りです。語彙もだし行動理念のようなものもまるっと変身中だけ成長しているわけで別人格疑いますね。と言いつつ先程挙げたはあちゃんもキュアフェリーチェのときだけめっちゃ落ち着いた大人キャラになっているのでこれに関しては同じようなものですか。

 

18.『てんぷる』

ここまでラブコメの"コメ"の方に比重置いてるラブコメはなかなか無いぞと感心させられる程ギャグ度の高いラブコメで、そこはさすが『ぐらんぶる』の原作者 の執筆作なだけあるなと唸りました。ぐらんぶるの系譜もあり、テンポ感もアホみたいに良くて、サクサク観ることができるのも高評価ポイント。毎度毎度エロあるよ(笑)ギャグを展開しまくってきていて顔も変形します。というか、寺ないしは仏教を舞台設定に置いているんだけどこんな煩悩バリバリのエロコメディってそっち的には大丈夫なのでしょうか。やっぱ仏様は器が人間の尺度で測れる大きさを越えているから赦されてるわけでしょうか、いや知らんけど。そんなこと言ったら教会をテーマにしているアニメはたくさんあるわけでキリスト教サイドから特に言われていないわけだしそんなもんか。

こういうハーレムラブコメタイプの作品は誰が一番好きかというトークテーマがあります。「で、お前五等分の花嫁で誰が好きなん?(修学旅行)」みたいなやつです。しかしこの作品あまりにもギャグが多くて特定の誰が一番という風には今のところなっていません。強いていうなら、あのCV.芹沢の月夜さんですかね。あとはヒロインレースから外されている感じもありますが海月でしょうか。どちらも強いていうならというレベルですが。あと女性キャラの声優も何か珍しい配牌している気がしました。声優で思い出しましたが、愛美が初めて作詞に挑戦しました!と意気揚々と出した曲がこれのOPで横転しました。仕事選んでもいいんですよ。

 

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以上、tierS, A帯の感想でした。次の記事では、tierB, C, F帯の感想を載せます。

アニメ映画感想2(ミリオンライブ先行上映+プリキュアオールスターズF)※ネタバレ大含み

映画と、映画館での先行上映アニメ作品を観てきました。タイトルにある2作品の感想をダラダラ書いていきます。どちらも夏アニメに入れることにしました。ミリオンライブは秋に放送ですが、1900円×3払って全て先に観てしまったので。

 

以下、感想(ネタバレバリバリです)

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1.『THE IDOLM@STER MILLION LIVE!

自分はコロナ禍に入る直前くらいまでアイマスのオタクで(俗に言うPというわけではなく、ただのオタクです)、度々ライブに足を運んでいたのですが、コロナ禍でライブそのものへのモチベが下がるとともにアイマスの曲もあまり聴かなくなってしまいました。ネガティブな入りをしていますが、そんな元アイマスオタクがミリオンライブのアニメを先行上映で観に行ったらミリオンライブモチベが大復活してアイマス最高となったという話です(結論)。アイマスシリーズの中でも特に765AS→ミリオンライブを追っていたため4年くらい前のライブでアニメ化決定と出た現場にも居合わせていてまだかまだか、もう企画消滅したのではないか?と疑念を抱いていたタイミングでのアニメ完成は自分をアイマスに引き戻すトリガーと化しました。てか同じくだりウマ娘のアプリでもあったな…。

特に前情報を仕入れずに映画館にやってきたものですから全編CGアニメとわかった際はやや残念でしたが、そんなものは慣れれば何一つ気にならなかったです。導入というか、1,2話の雰囲気はこの世のアイドルアニメのテンプレって感じではあったのですが春日未来の真っ直ぐさにアテられ、激チョロであるところの自分は惹かれていくわけです。ミリシタでお馴染みのシアターオープン前に原っぱで手作り武道館イベントをやろうと中学生らしい突拍子もないことを言い出しててんやわんやするわけで、これに猛反対する桃子が少々ヒールを担っているように見えますが、社会の歯車やっている年になってしまうと桃子の言っていることは100も200もわかってしまうし、なんなら自分はそっちサイドだよねと冷静になってしまいます。歳をとればとるほど自分が保守的になっていってることに気づいてしまい悔しい。それでも未来含めアイドルたちを信じて2週間で突貫イベントを決行したプロデューサーは良く言えばパッション溢れる、悪く言えば博打屋だなと感じます。このへんの茜ちゃんが非常に可愛くてそういえば自分茜ちゃん好きだったなと気付かされます。これで客が全然来なくてイベント大失敗したら皆のメンタル凄いことになってストーリーが重くなるなと危惧していたのですが、このイベントは無事成功して安心しました。深夜枠のアイドルアニメだったら失敗していそうな気もしますが、みんなで頑張って作ったという努力が実を結ぶのは当然そちらの方が観ていて気分良いわけです。この失敗どうこうは8話のこのみ姉さん他の回で回ってきましたね。学生時代イベント系の派遣バイトをしていたときにも思いましたが、意外とこういう当日のトラブルへの対処は高校の文化祭よりもガバガバだったりするんですよね。

最終章11,12話のシアターのこけら落とし公演で完全に顔無くなってどこかへ消えてしまいました。当分はのっぺらぼうとして生活する必要があるみたいです。11話Bパートからもうガッツリライブやんって勢いでライブシーンモリモリで自分多動良いですか?と。アニメ曲と全体曲くらいは歌うんだろうなと余裕ぶったタイミングでロケットスター☆流れ出したとき思わず映画館で絶叫するかと思いましたが、大人として必死に抑え込みました。美希から割とズバッと言われてしまった翼の成長を見ることができて良かったです。それと、僕は昔から徳川まつりさんを最も愛してやまなかったわけで、それゆえロケットスター☆の後にフェスタ・イルミネーション流れた時はもう顔無くなるどころか爆発するかと思いました。最終話のライブで機材トラブルが発生して…っていうのもアイドルアニメの超テンプレ展開ではありますが、ここまでのライブメイクが良かったためかテンプレなのに全然のめり込んでしまいました。先行上映に来た人だけのサプライズなのか、アンコールもあり大満足でございました。

細かく感想を書きましたが、ミリオンライブのアイドルは39人もいるわけで、彼女ら全員に見せ場を作るのに1クールで足りるわけ無いだろうと当初思っていたのですが、蓋を開けてみたら皆しっかり見せ場があってどのアイドルを推している人(P)にとっても良い作品だったと思います。さっきも書きましたが、僕はミリオンライブというコンテンツにハマって少ししたくらいから徳川まつりさんをお慕い申し上げていたわけですが、姫もしっかり活躍していて嬉しかったです。というか、この作品を観て、そういえば自分39人のうち1/3くらいのアイドルはめちゃくちゃ好きだったわなと思い出させられました。冷静に考えると、待てばテレビで放映されるしdアニにも配信されるのにわざわざ1900円×3払って観るのいかがなものか……とも思いましたが、結果として払う価値は十二分にあったなと思えたので良かったです。とにかく本当に良い作品でした、アイマス最高👏👏👏。

 

2.『映画プリキュアオールスターズF』

観てきました。女児先輩連れた家族連れに囲まれる異常成人男性(独身)の図が嫌な人は都心などの映画館で平日の夜行くことをオススメします。なぜならそこに家族連れはなく、同じ異常成人オタクしかいないからです。別に僕は家族連れの中観るのも問題ありませんし、トロプリの映画観たときはその状況下でしたけど。さて、僕はそこそこの数のプリキュア作品を観ていたわけで、映画も度々観に行っていたのですがこういうオールスター系の映画は観に行ったことがありませんでした。というのも、プリキュア作品全てを網羅しているわけでなく観ていないものも割とあるため、完全に楽しみ切れることはないだろうと危惧していたからです。しかしいざ本作品を観てみたところそんな心配は杞憂に過ぎないとわかりました。

この全仮面ライダー大集合!タイプのお祭り映画なのに思いの外ストーリーがしっかりしていたし、展開も激アツでしたね。平成ジェネレーションズForeverとかも激アツだったし東映のお祭り映画力の高さには驚かされます。開幕戦闘シーンから入るわけでさっそくデパプリ・トロプリの2人が登場し早々に顔が変形しました。とりわけ夏海まなつが好きすぎてもう。さすがに全員をメインに出すわけにもいかないためか、最近の過去作から数人をピックアップし、それぞれ散り散りになったひろプリメンツと冒険する内容で、まなつ以外ではトロプリのローラ(結局最近観た作品が思い出に残ってしまうわけです)、まほプリのはあちゃん、スタプリのララあたりは出てきて非常に嬉しかったです。客演以外で思ったことですが、散り散りになったプリキュアの再会シーンでのソラとましろの様子が凄く良かったです。なんとなくソラ→→←←ましろな雰囲気ありますがこれ観ると完全にソラ→→→→→←←ましろなんですよね。この不思議な世界の正体だったりラストの戦闘シーンだったりは急に話が壮大になって直近で言うとグリッドマンユニバースみたいになってきたなと思いました。ウルトラマンでもなかなかこの規模の話無いぞと。友だちとの思い出が溢れるシーンはこちらも記憶にありすぎて目頭が熱くなります。こういうシーンで観ていない作品もあり、プリキュアモチベが高まる一作でしたね。

プリキュア映画次回作は来年冬とのことで、ひろプリ単体の映画のはずなのですがずいぶん遅いですね。ひろプリ最終話直前くらいではないでしょうか。もしくは最終話後になってしまうのか。いずれにせよ楽しみに待つとします。

 

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以上、2作品分の感想でした。夏アニメ感想のところには簡易的に1,2行補足書ければと思います。両方ともA+です。

そういえば、オトナプリキュアってタイトルでプリキュア5GoGoの続編というかスピンオフみたいなのの放送が始まりましたね。僕は本編一周はしているのですが観たのがどうにも大昔なため今コツコツと再履修しております故、オトナプリキュアの視聴はクール終わりギリギリになるかもしれません。なんなら再履修途中で諦めて観るかも…。次は夏アニメ感想で。

最近観たアニメの感想その3(安達としまむら,魔女の旅々ほか)

もう夏アニメが終わり秋アニメがいくつか放送され始めましたが、ここではその他全然関係ないアニメの感想を載せます。今回は以下の目次の通りで感想を書いていきます:

 

今回は4作品だけの感想です。もう2,3作観てから投稿しようと思ったのですが、夏アニメ感想を出す上で政宗くんとホリミヤの話をとっとと出しておかないといけないし。

 

放送当時視聴していたけど途中で視聴を放棄した作品(俗に○話切りとか言うソレ)が私にもいくつかあって、ただそれは切ったわけではなくいったん寝かせていつか続き見ようと放置した結果年単位が経過したというものなんですよね。この記事の最初2作品もそのうちで、途中まで観て、おもしろくないわけではないけど寝かせた結果3年経ってました。内容もすっかり忘れていたので最初から観直すことになってしまったのですが…。

今回もなるべく簡潔に感想を書きます。

 

以下、感想(ネタバレを含む):

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1.『安達としまむら

女女百合アニメーションです。以前別なアニメの感想書いたときに「百合モノ全然好きじゃない」的発言しましたが、これも放送当時はイマイチに思い放置していました。ただこの作品は女どうし特有の面倒くささみたいなのが薄くて比較的見やすかったです。安達(時々しまむら)によるポエミーなモノローグが多めで、思春期の脳内って感じ。安達のしまむらへの好意が「女どうしだから現れる特有のソレ」の他に度々「童貞思春期男子高校生」みたいな時があって変な顔してしまう。先述の通りモノローグを通して思春期高校生の思考を深く描写しているため1話あたりの内容は薄めです。「クリスマスデートに誘おっかな〜」で1話丸々消えます。

途中から出てきた樽見さんとか謎の宇宙人とかを置き去りにしたまま終了したため、続きが求められるような気がしないでもない。そういえば余談ですけど彼女らが通っている高校進学校なんてレベル飛び越えたレベルの進学校ですよね。黒板の描写見るとわかりますが高校1年の冬なのに数学Ⅲの区分求積法を取り扱っています。制作側が雑なだけかもしれませんが。

 

2.『魔女の旅々』

回によりますが、おもしろいです。灰の魔女イレイナが世界を旅する中で遭遇する奇妙な国と人々─みたいなテーマの下、オムニバス形式で物語が展開されていきます。基本的に1or0.5話完結で見やすく、形式的にブレはあるもののおもしろい回の突き抜け方はとてつもないです。個人的には3話、4話、9話は鳥肌が立つ展開でした。ミステリーというか、その土地での事件を解決するわけで、視聴者的にはある程度勘が良ければ真相が概ね予想ついてその通りのオチになるのですが、その真相への持って行き方・見せ方が非常に良く、わかっているのに引き込まれます。探偵モノとかで犯人やトリックを視聴者に先に見せておいて探偵がそこに辿り着くまでの過程を魅せるタイプがありますがそれに近いかもしれません。もっともこれは別に先に見せているわけではありませんが。

 

3.『政宗くんのリベンジ

2回目の視聴です。1度目はそれこそ放送当時にリアタイしておりました。最初2期観る予定なかったのですがなんとなく観ようと決意し、ついでに1期の復習…。これ観ていたときまだ高校生だったなと干渉に浸る作品でしたね、今はもう社会人だというのに、、やっぱ2期やるの遅くない?ワガママMIROR HEARTも懐かしすぎる。アニクラ大アンセムとなって聞き飽きたレベルですが、アニメのopで改めて聴くとまた曲の強さを再確認させられます。イントロってこんな静かだったんですね、いつもはオタクさんたちがホグワーツ諸々を絶叫なさっているせいで聴けないですからね。

ちょうどいいラインのラブコメやっていて観ていて何一つストレスがなく、楽しい作品です。出てくるどのヒロインよりも小十郎くんがかわいいという現象はどうにかした方がいいですが。当時から思っていましたが9話まではかなり良いのに10〜12話があまりおもしろくなく失速した印象です。一応最終話なのにBパートカラオケ回ってどういうことだよ…。とりあえずこれで1期再履修できたので2期に参ります。

 

4.『ホリミヤ

初視聴です。2期を観るために観始めました。多分2期の感想にも同じこと書くんですけど、2つ大きく思ったことがありまして、まず、「スゴい平成のアニメだ!」ていうのです。平成18〜20年くらいのノリがスゴいぞと感じました。ガラケーのメールで連絡送り合ったり、TSUTAYA(多分)からDVDたくさん借りて来て映画鑑賞したり、あと何より堀さん含めギャルっぽい女子の一昔前感!今でもDVD鑑賞とかはあると思うんですけど、高校生とかなら親が契約してるNetflixとか使いそうですよね。もう1つは「女性が原作やってるな」というものです。基本的に漫画の作者が男か女かなんて気にしないのですが、諸々のシーンが、これは男には描けないし、でも女の人なら考えうるなというものがあまりにも見受けられたのです。宮村くんと石川くんの男同士の会話のノリとか、散々家行ってるのに全然悶々とする様子のない宮村くんとか、でもなんかめっちゃプラトニックにセックスしだすのとかこういうのは男が原作だと作れないなと思いました。これで原作男だったら恥ずかしいな、自分。多分2人とも女性だと思うんだよなー。

この作品堀さんと宮村くんよりも石川くん-由紀-桜の三角関係の方がおもしろいです。はい。

 

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以上、最近観たアニメの感想でした。tierを付けるなら上から順にB, A-, B, Bというところです。ここ2年くらいは一度1話を再生してしまったアニメは1クールは観ると決めています。それ故おもしろくないアニメの感想も出るんですけど…。ただおもしろくないアニメをおもしろくないと批判していいのは最後まで観たヤツだけだと僕は考えていて、1話なり3話なりでイマイチだからって切ってイチャモンつけるのはナンセンス。

既に夏アニメの感想も書いています。またまとめて投稿します。

最近観たアニメの感想その2(のんのんびより2期,信長の忍びほか)

今回も現在放送中のアニメ作品ではなく、それとこれとは別で僕が最近dアニメストア等を用いて観たアニメの感想を短めに書いていきます。今回の作品は以下の通りです:

毎クール全作品アニメ観ている人を度々見かけますが、僕はそうすると他のアニメを観る時間を取れなくなってしまうためクールアニメは30本程度に絞って、他の作品をこんな感じで観ることにしています。

 

以下、感想(ネタバレアリ):

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1.『のんのんびより りぴーと

1期に続き初視聴。前回の記事で1期の感想を載せたのですがその後そのまま2期の視聴に入りました。有名作品なのに本当に初見だったので、みんな進級するのかなと思ったらサザエさん方式だったときには驚きました。まぁ実際はサザエさん方式というか、同じ1年の中の別な12エピソードを抜粋してきたという感じですよね、きっと。相変わらず田舎の表現が心地よくてステキな作品です。

2期の中では4,10,11話がとても好きです。小学一年生の子どもが自転車乗る練習しているだけの話にとても感慨深くなってしまうというの自分が歳とったのを感じてしまいよくないです。僕も駄菓子屋みたいな気持ちで観ていました。11話でようやく蛍が小5の子どもらしい一面を見ることができましたね。子どもは子どもらしい方が好きなので好感度上がる回でした。

 

2.『信長の忍び
信長の忍び~伊勢・金ヶ崎篇〜』&
信長の忍び姉川・石山篇~』

2周目の視聴で、1期から3期すべてです。6クール分あるのですが、1話3分のショートアニメのためサクサク暇つぶしに視聴できてオススメです。内容もショートアニメの中でも特段にしっかりしていて、なんなら2期の後半金ヶ崎撤退戦とかめちゃくちゃおもしろくて、僕はこの作品大好きです。自分は日本史詳しくないのでアレですが、どうやら割とちゃんと時代考証とれてるとのことで日本史の勉強にもなる教育的作品。頼むから続き放映してほしいな〜、ひとまず続き原作買います。

最近こういうシンプルにおもしろいショートアニメ全然無い気がするので、もっとこういうの欲しいですね。というか、ショートならこの作品のように勢い良く観れて楽しめるものをわざわざ24分に引き伸ばしてダラダラ放送している作品が多いように感じます。難しいですね。

 

非常におもしろかったです。中国産アニメだと思ってナメてたら1話から引き込まれたし、後半の展開も凄かった。毎度毎度ED入るときの次回への引きが良くて鳥肌モンです。写真から過去にリンクする能力を駆使して探偵じみたことをするサスペンスものとしてもバディものとしても及第点を遥かに超えていると思いました。

中国アニメってどうしても中国語の表現や独特なトークセンス・文脈があったり内容・作画がイマイチだったりで今まであまり良い評価できなかったのですが、この作品はほぼ気にならないくらい話がおもしろくて日本のアニメも頑張れよ!と言いたくなるレベルでした。これは中国だけではなくアメリカ産のアニメもどうしてもアメリカノリが肌に合わなくて微妙に感じてしまうんですよね、ディズニーとかRWBYとか苦手なのもそういう理由。海外のオタクが日本のアニメノリ観れるのは良く洗練されていると思いますよ、本当に。

2期があるような終わり方していて、「で、2期はいつあるん?」と思い調べたらちょうど今(書いている時は2023年8月です)2期がbilibili等で配信中とのこと。全編中国語なので中国語できる人は観れるし、英語字幕ならついているので英語できる人も観れますね。僕は中国語はできないので英語字幕頼りで2期観てみるかもしれません。

 

4.『怪人開発部の黒井津さん』

悪の秘密結社側の裏側を描いたコメディアニメということで、テイスト的には鷹の爪を萌え要素全ツッパみたいな感じ。悪の秘密結社が会社みたいな存在している世界観ですが、彼らにも法人税とか適用されるのでしょうか。あまり自分には刺さらないノリだなと思っていたのですが8話か9話あたりからちょっと好きになってきました。理由は特にわかりません、慣れでしょうか。

ご当地ヒーローとのタイアップは色々と勉強になりました。昔から特撮好きなのですが、専ら仮面ライダーウルトラマンの大アンセムばかり追っていたので。そういえば2003~6年あたりに、グランセイザーとかジャスティライザーみたいなのいましたよね。あと魔弾戦士リュウケンドーとかレスキューフォースとかね。ご当地ヒーロー程ではないですが、昔のマイナーヒーローを思い出させました。そういうのもあって毎回の冒頭ナレーション知ってる人のときはドカ湧きしてました。

 

5.『おちこぼれフルーツタルト』

お乳こぼれフルーツタルト、ね。女女ワイワイアニメだと思って視聴を始めたらワイワイアニメのツラした性癖キッズ御用達顔キモパンパンアニメで笑いました。エロあるよ(笑)ってことでおしっこなりおパンツなり色々あって良かったです。主人公のレズ思考が結構キモいレベルまで行ってるのと、ライバル会社みたいなところのマネージャーもアイドルもみんなメスガキぶりがスゴくてややイライラした点以外は満足いく作品でした。

その昔東小金井駅におちフルのパネルかなんかあったときにフェ●ニスト(笑)さんたちがクチャクチャ言ってたのをTwitterで見て「ま〜たブス女がクチャクチャ言っとるw」と流していたのですが、コレ別に何も言い返せないですよ。公共の場にしては性的すぎるだろうがよ(素晴らしい)。

 

6.『琉球タイムライン~未来少女と古の王~』&
琉球タイムライン2~てだこのまち探訪~』

これは沖縄県浦添市が出している8~10分程度のショートストーリーなんですけど、観光用に出してるアニメとは思えないほどデザイン・作画もよく内容も良かったです。内地にいると琉球の歴史を学ぶことはなかなか無いですがこういうわかりやすく楽しめる教育ビデオは素晴らしいと思います。

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以上、最近観たアニメの感想でした。

冬春アニメみたいにランクを付けるなら上から順にA+, A+, A+, C, B, B-といった感じです。信長の忍びはおもしろくて原作買いました。