2023秋アニメ感想(tierS,A帯)

進撃の巨人の感想も投稿しまして、ようやくここから2023秋アニメ(10月〜12月)の感想メインです。僕はこのクールは26本のアニメを視聴(今回も映画等を含んで数えています)し、それらのtier分けは以下の通りになりました:

普段は30本程度、前クールは35本くらい視聴して感想を投稿していたのですが、他の記事でも言及したように11月12月辺り異様に忙しくてアニメ観る暇がほぼなくこの程度の本数になりました。本数少なかったにも関わらず忙しさとめんどくささから書くのをぶん投げていました。プリキュア最終回行く前に投稿しようと思案していたのに気づけばプリキュア終わっててワロタということで。

この記事はこの表のtier S, tier A+, A, A-、すなわちおもしろかったと感じたアニメ作品の感想を載せていきます。一応目次も置いておきましょう:

 

以下、感想(ネタバレ大):

──────────────────

tier S

1.『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』

一作品目から映画で申し訳ないのです。僕が鬼太郎シリーズのオタクなのもありますが、これが一番に決まってるだろという話です。詳しい感想は↓でダラダラ書いてます。

https://bigstar-cathy.hatenablog.com/entry/2023/11/27/035714

あっちで書いてないことですけど、正直「これ鬼太郎ファンしか観に来ないだろw」と思っていたのですがかなり話題になったみたいで知り合いのオタクさんたちもかなりの数観に行っていました。別に僕は制作に1ミリも携わっていないのですが、1人のファンとしてなんだか嬉しかったです。 

 

2.『進撃の巨人 The Final Season 完結編』

長い感想は前の記事↓に

https://bigstar-cathy.hatenablog.com/entry/2024/01/21/063823

というわけで秋アニメ2位、TVアニメ部門では1位とさせていただきます。アチラの記事で書き損ねましたがあのアルミンとアニのしょうもないラブコメの洋画ぶりが果てしなかったです。あの状況でラブコメ展開を見せるのは話が逸れてるような気もしてしまいますが、アレがあることでアニが戻ってくる動機づけになっているのでしょうね。

 

3.『呪術廻戦 渋谷事変』

34話、五条悟が封印された次の話からの14話分の感想です。いや、おもしろすぎるって。さっき余裕で霞むとか言いましたがこれも全然おもしろいです。というか、よく考えたらほぼ全部戦闘シーンで1話あたりの内容なんてものはそんなに無いんですけど、圧倒的な作画と演出で魅せられたといっても過言ではありません。毎週毎週映画のようなレベルで、MAPPAの本気を感じました。宿儺vs摩虎羅はもはや何やってるかわからんけど終始湧いてました、素人がサッカーワールドカップのスーパープレイ観て湧くのと同じ現象がこのアニメで発生していました。

印象的なシーンの1つに降霊術により顕現する伏黒パパが挙げられます。あの降霊術の男とババアとでんぢゃらすじーさんみたいなヤツってただのカマセかと思っていたらとんでもない爆弾置いていきました。恵との戦いを通してパパが何かを察して名前を訊くシーンが情緒深さ溢れていて実は呪術廻戦の中でも屈指の名シーンなのではないかと思いました。よくある感動的な親子の再会なんてものは要らない、「良かったな」の一言に全てが詰まっていて非常に美しいです。それでパパが自ら命を断つのも良い。

宿儺が顕現した後というか、ダゴンを倒した後漏瑚が呪術師を瞬殺して回ったところから先はずっと絶望的な展開というか、ラスト9話くらい(長すぎ長すぎ)まったく救われることなく御死舞みたいな展開が続きます。1期で顕現した時の比じゃないくらい今回の宿儺顕現は凄くて、「頭が高いな」の一言の王ぶりがとてつもない、声優さんの演技が光っております。過去編で夏油が因習村から救ったミミナナの2人が夏油を救ってほしいと土下座して願いを請うところとか、ここまでこの2人散々引っ張ったのに問答無用で首跳ね飛ばすところとか、挙げ句もう一人も跡形も無く切り刻む(サイコロステーキ先輩とか言われてるけど…)ところとかもう性癖キッズ御用達過ぎて僕は大歓喜でした。宿儺vs漏瑚は個人的渋谷事変ベストバウトで、まぁというかvsって書くほど対決になっていないしなんなら一方的に宿儺がボコボコにしてるんですけど、観ていてめちゃくちゃ楽しかったです。これも躍動感溢れる作画と演出あってのものです。

この後の七海の死も衝撃的でした。というかこの作品は「メインキャラだろうと死ぬ時は呆気ないものである」みたいなスタンスかと思ったら死ぬ直前に回想シーンモリモリ入れてきてそこはジャンプ漫画なんだなと感じました。七海の死も釘崎の死もそれ自体は呆気ないですが演出がもの凄かったですからね。個人的な見解ですが、「後は頼みます」もそうですけど、この現実世界においても「言葉」はかなり強い呪いだと考えています。一言が鎖となって手足を縛っていることもあります。

で、この虎杖が完全に絶望したところで駆けつけるのが、東堂なワケなンだよナァ〜ブラザ〜~。この後のバトルは非常に激アツで観ていて楽しかったです。ようやく逆転か?!とワクワクしました。全体として、結局のところ真人は偽夏油に取り込まれたため人間サイドの戦果はほとんどなく、失ったモノに対して得たものがあまりにも少ない様子はseason3までの進撃の巨人を想起させます。現代日本進撃の巨人のようなものか、これ。乙骨くんを久しぶりに声付きで観ることができて嬉しかったです。続きもアニメ化するとのことで楽しみ。

 

4.『葬送のフリーレン』

美しいアニメがすぎるって。こんなの好きになるに決まってるだろうというくらい自分にはド刺さりしました。開幕からジブリの様な柔らかくてそれでいて繊細な描写に心酔。基本的に落ち着いた雰囲気で話が展開されるから、特に話に慣れていないタイミングでの初回1-4話一挙放送はそんな要らないかも。1回で2〜5話ペースくらいで視聴しました。あ、公式では16話までを1クール目としていましたが、区切りがよかったので17話までの感想です。

いきなり本編ではありませんが、フリーレンのような超長命種をアニメで観る度に思うことで、逆に人間視点で人間と同程度の知能を持っているけど超短命(平均寿命10ヶ月:80年の約1/100換算とか)種ってなかなか話に出ませんよね。イメージ的にはイナズマイレブンGOギャラクシーに出てきた惑星ラトニークの住人みたいな。まぁそういうのは普通に余命幾許もない病気の人間を起用すればいいのか。この作品のエルフの 寿命って人間の100倍越えるくらいで1万年そこらなんでしょうか。こういう長命種が「たった10年」とか「50年なんてあっという間だよ」とか言う度に、「いや、時間の流れる速度はほぼ不変なんだからそうはならんやろ」と思っていましたが、僕も最近3ヶ月前の感覚で5年前くらいのこと話したり大学卒業したの2ヶ月くらい前だと思ってたらもう数年経っていたりしていたのでやっぱ歳をとると時間感覚短くなるんでしょうね。おじさんおばさん達が30過ぎると1年が一瞬で過ぎていく的なことを言ってきますが、最近わかる気がしてきました。この時点で1年が体感3ヵ月くらいで過ぎていくので。エルフにとって10年なんてあってないような期間(我々人間感覚で1~2ヵ月とか?)ってフリーレン本人も言っているのにそのたった10年の間一緒にいたヒンメルにめちゃくちゃ影響を受けていてというか、亡きヒンメルにある意味でめちゃくちゃ依存していてそこから70年以上経っても忘れずにいるの本当に得も言われぬ感情が自分の心を支配して胸いっぱいになりました。でも確かに僕たち人間も幼い頃のたった1ヶ月の夏休みで大冒険を体験して人生観変わるというか人格形成のファクターになりえますよね。この作品この「得も言われぬ感情に支配される」ことだらけで、ヒンメルが自身の銅像を各地に置く理由ももう美しくて…。こういう時「エモい」という陳腐な言葉を使うと僕の感情が薄っぺらく見えてしまいますが、まさしくエモいを体現したような作品でした。

本編の細かい感想何一つとて書いていませんがこんな感じでフワッとまとめておきます。それとOPの「勇者」ですが、賛否両論で一部からは作品に合わないと言われているらしいですけど僕個人としてはこれ程作品に合っているというかここまでアニメソングしているアニメソングもなかなか無く、めちゃくちゃ大好きです。「アニメソング」だから作れる文脈だったり歌詞だったりが全部入っていてアニメ視聴者はフル聴いてるだけで泣いてしまう凄く良い曲だと思いました。曲調も全然好きです。

 

tier A+

5.『星屑テレパス

とっても心地の良い青春きららアニメです。主人公がコミュニケーションに難があるタイプ(これ最近流行ってるんですか?コミュ力のないオタクさんに需要があるのでしょうか)なんだけど、この作品は主人公に対し好感が持てて楽しく視聴できます。ぼくがぼざろに全然ハマらなかった理由で、コミュニケーションに難があるタイプの主人公は観ていてイライラすることが多いわけで、もっとハキハキ喋らんかいと体育会系が発揮されるのもそうだし、コミュニケーション苦手なことを改善しようともせず周りのキャラに介護される状態なのが不快なところがあるというのがあるわけです。しかしコチラの作品は最初こそ喋り出すのが大変だったものの主人公が人と関わろうと自分なりに努力して前に進もうとする能動的な姿勢がみられて好印象です。応援したくなるような主人公って基本ハズレないですからね。

とはいえ6話くらいまではまぁまぁ良いくらいのきららアニメだなという印象で、なんなら8話あたりで雷門瞬とかいう世界は自分中心でできていると勘違いしている高校生に本当にいがちな破滅女にイラつきすぎてBくらいまで評価落としていたんですけど、9話以降ずっと満点でした。一撃ぶん殴ってやろうかとすら思った瞬ですが、気づけば大好きです。9話から満点とは言いましたが手の平を返すターニングポイントとなったのは11話です。11話、最終話の1個前というギリギリのタイミングで特大の大伸びをして大絶賛、A+です。この最終話直前で爆伸びするのは僕は慎重勇者タイプとかケムリクサタイプと呼んでるんですけどこの作品も慎重勇者タイプなわけでした。この未成年の主張みたいなやつ、高校生とか大学1,2年くらいの時に観てもサムいなwつって一蹴していたかもしれませんけどかなり人格が成熟した今の年で観ることでクるものがあるわけです。ウンウン頷きながら観ていました。僕個人の自分語りなんですけど、高校生のとき瞬みたいな「アンタらじゃ力不足だからアタシが全部やる、アンタたちは簡単な雑用でもしてな」的なタイプの女子と一緒に作品を作ることがあって、それに辟易してしまった僕は彼女を傷つけるような発言をしてしまったんです。彼女とは数ヶ月の冷戦の後高校生の段階で和解しましたが、11話の海果ちゃんを見るとあの時もっとできることがあったよなと後悔というか胸が締め付けられる感覚になります。

この作品、とっても素晴らしいのにFOD独占配信とかいうボケウンチのせいで周りで観ている人少なかったんですよ。僕はTVerで毎週見逃し配信を観ていたので問題なかったのですが、やはり独占配信というものは良くないですよ。原作者さんが危機を感じて熱心にTwitterで告知しているアニメってなんなんですか?本当は一気に3話ずつくらい視聴したいのに毎週1話ずつ観る他なかったの最悪だし。数ヶ月の後契約が切れたらどうかdアニメストアで無料配信していただきたいです。もう一度視聴しますので(ところでアニメのサブスクって視聴したら多少なりとも印税みたいにアニメ会社に収益入るのでしょうか、それとも今でも円盤オンリー?)。

 

6.『Helck』

夏に引き続き2クール目。結論から言うと非常におもしろかったです。2クール目は過去編からスタートで前半は完全に過去編。今の創作物ではもはや悪い魔王なんてデタラメで実は人間サイドがの暗躍していて〜って展開が王道と化しており、本作の過去編というか、人間の国の真相もそんな感じでした。よく考えるとかなりシンプルな構成をしているのにゴリゴリに重たい展開と少々のエッセンス(コメディパート)が癖になって観ていてまったく飽きません、なんなら一気に視聴したくて12話分を3回くらいでまとめて観ました。

アニメの終わり方としては、要するに「俺達の戦いはこれからだ!」エンドだったけど最終話の作りかなり綺麗でそれなりに満足しました。24話これリゼロ18話「ゼロから」過ぎて絶叫しました。1話で「人間滅ぼそう!」みたいなこと言っていたヘルクが人間たちを救う方向へシフトする流れというかアンチャーーーンの呼びかけが美しすぎる。僕普通にアンチャーーー−ン大好きなんだよな。そもそも気の強い小松未可子なんて嫌いな人いないでしょうけど。自分が好きな女性像を考えたとき、僕は性格面でいうと気強いというとやや違くて「芯が通っていて気高い女性」が好きなんだと最近気づきました。この"気高い"を"ただプライド高い高飛車女"と捉えられると困るのですが、や、何の感想?とにかくアンチャーーーン大好きです、自分。

…………で、3クール目というか2期はいつなんですかね?原作は全12巻で2クールで8巻の途中までやったとのことで大体あと1クール分あるしどうにか2期やってほしいです。BD買って貢献しようかな。

 

7.『THE IDOLM@STER MILLIONLIVE!』

夏クールにて、先行上映で全話観て、夏クールの感想のところでTier A+とつけ絶賛し、本放送は観ない予定だったのですが……なんかdアニメストアで全話視聴していました。せっかく視聴したのでまたリストに載せました♨。映画館の大画面と大音響というのは観る人を圧倒させ、悪く言うと惑わせてしまい大したことない作品でも過大評価してしまいがちです。つまるところ、映画館の大画面ではなくスマホの小さな画面から視聴することで冷静な精神で以て視聴ができるわけですが────それでも王道アイドルアニメとして完成度が高く非常に満足しました。文句なくA+です。純粋に観直すことができて良かったし、先行では次回予告とエンドカードなかったのでそこは新鮮でした。やっぱ9話11話の伊吹翼、なんだよナァ〜とかつてのアイマスオタクの自分が復活していました。前の記事でも書きましたが僕は徳川まつりさんが大好きなので12話も素晴らしかったです。SじゃないのはシンプルにCG作画が肌に合わないというだけの理由です。

長い感想(先行上映での初見感想)はコチラから↓

https://bigstar-cathy.hatenablog.com/entry/2023/10/14/233959

 

8.『陰の実力者になりたくて!2nd season』

「月が赤い──もう時間がない────暴走が 始まる───」ということで陰実2期、バカおもろかったです。なんなら個人的には1期よりも好きでした。何がそんなに1期よりハマったのか考えたのですけど、モブムーブが露骨に減ったのが大きいです。主人公最強なのに表ではクソ雑魚演じさせてもらってますwみたいな、普段休み時間机に突っ伏して寝てるフリしてるタイプのオタクさん達の願望みたいなのがシンプルに嫌で、最強ならもっと魔王ぶれと思っていたところに2期の魔王ぶりの止まらなさ非常に良かったです。リカバリーアトミックに関してはもうアトミックでもなんでも無いだろとは思いましたが。本人的にはただ陰の実力者ぶるためのカッコつけイベントのノリなのに周りが勝手に推測して勘違いして大きな駒を進めるアンジャッシュ的なすれ違いコントが発生しているんだよな。もはやシャドウ様自体は何がしたいのか全くわからんのですけど。

このアニメ、フェミニストなんて知るかよと言わんばかりに女キャラだろうとシャドウ様がボコボコにしまくるところが本当に凄いです。上条当麻さんですら散々ボコられた上でグーパン一発とかで済ませてるのにシャドウ様一方的にボコしまくってるからね。真の意味で男女平等でそれはそれで観ていて気持ち良いですけど。

2期、そこそこエロ多くてニッコリしていました。やっぱ僕デルタ好きだわ。4話で、あのほぼ裸みたいな格好でシドくんに肩車してるの、お恥ずかしながら不覚にも陰茎が反応してしまいました。それと11話で王家の闇を見たローズ・オリアナが嘔吐するシーンもとても良かったです。これは別にですけど、ベッドシーンでドエム・ケツハットのことを王妃が「ドエムゥ〜」って呼ぶのさすがにギャグすぎるだろと笑ってしまいました。

最終話ラストでブラックホールみたいなのに吸い込まれてコチラの世界に戻ってきたところで1話にだけ登場したメインヒロインぶってた女の子が再登場したのとシャドウ様が登場してHIGHESTが流れてエンドロール入ったときガチのドカ湧きをしてしまいました。1期1話観たとき、てっきりダークなノリのよう実みたいなものか〜とすっかり騙されましたからね。あの子1話だけで終わって異世界転生するとは思わなんだよ。ということで映画も行くと思います。

 

tier A

9.『魔法使いの嫁SEASON2』

後半クールの感想です。1クール目の時にも書いたような気がしますが、世界観・情景描写にかなり重きを置いているため話の進みが遅く、映画を観るような感覚で6話ずつ2回とか一気に12話観るとかした方が良いです。と、いうのも今回のクールはカレッジが外部と遮断された後からの話で本当に最初の5話くらいストーリーがほぼ動かないんです。いやぁさすがに微妙か?と思ったタイミング6話目で一気にこれまでカレッジで起きていた事件の謎が解明されるてドカ湧きします。そこから先はフィロメラ周りの話が展開されてずっと満点です。端的に言うと頭のトチ狂った祖母に(精神的に)捕らわれた状態のフィロメラを救う話なのですがここで前半の練り込んだ描写が活きてきて話の深みが段違いになります。最後神を召喚してどうにかするの映画ドラえもんのタイムパトロールみたいだなと思いましたが結局のところどうにかしたのはチセ達なのでまぁまぁ。大団円みたいな終わり方していて嬉しかったです。結局ハッピーエンドが最高ですから。笑っているときのフィロメラはとってもかわいいんですよ。なんかラストジョジョリオンの終わり方みたいだったけど。

この作品めっちゃ良いのにアマプラ独占配信だからか観ている人少なくて悲しかった。いや、そもそも2期の2クール目の時点でだいぶ篩にかけられまくっているのか。

 

10.『ひろがるスカイ!プリキュア

34話〜50話までの感想です…としたいですが、1年間の総括も合わせて別の記事で個別に書こうと思います。わんだふるが始まるまでには投稿します。

 

11.『カノジョも彼女 Season2』

今季の頭おかしすぎラブコメです。1期の感想を先日載せた(参照:  https://bigstar-cathy.hatenablog.com/entry/2023/11/22/102214)のですが、この時は 頭おかしすぎてついていけないとしてB-だったのですが、なぜ2期はAなのか?じゃあ2クール目は緩和されたのか?という話ですが、2クール目も終始常軌を逸していまして正気の沙汰とは思えないシーンの連発でした、、が、1クール見ていることで脳が慣れたのと1期では大して活躍のなかった紫乃とミリカが大伸びしだしてこれにより評価がドカ上がりしたわけです。個人的はもうもはや紫乃:ミリカ=7:3くらいで好きになっていて他のメインヒロイン2人は要らんわとなってしまっている現状です。ギリサキサキが0.5くらい(7:2.5:0.5みたいな)僕の需要ありますがあの青髪のbitchに関してはもう本当に大丈夫です。自分がミリカ好きなの、結局自分にベタ惚れで積極的にアタックしてくる爆乳女が好きなんかとなってしまい嫌なのですが、抗えん。でも2期は紫乃のための1クールだったわけでOPもそんな感じでしたしやっぱ紫乃の伸びがエグかったです。じゃあやっぱ胸のデカさは関係ないんだな。

 

12.『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』

頭おかしすぎラブコメその2です。毎週毎週これとカノジョも彼女を連続視聴して「宿儺vs五条悟」とか言っていました。コチラも常軌を逸していないシーンを探す方が難しいくらいトチ狂った作品ですが、シンプルにヒロインの数で攻めているのもあり萌レベルの高さで言うとコチラの方が上です。内容的にはA-くらいですが視聴中の僕の顔があまりにもキモいためAとしました。

この作品、この世の全てのラブコメを大鍋に放り込んで100時間煮込んだ結果生成された呪物みたいなラブコメで、展開の異常さもさることながらテンポ良すぎてスピード感エグくて1話につき平均5回ほど絶叫してしまいました。でもよく考えたら2話とかキスするだけで1話使ってるし内容的なスピード感はそんなでもないのかも。

・・・で、お前は100カノのヒロインで誰が好きなん?(修学旅行の夜)ということで、ヒロインレースですが個人的には唐音が頭2つ、羽香里が頭1つ抜けていました。結局原点が一番なわけですな。結局主人公のことが好きすぎるツンデレが一番良いんだわと原点回帰してしまいました。というか3人目以降は設定もブットンでるイロモノみたいな感じになってるのでどうしても1位にはならなかったです。どうやら2期もあるらしいので楽しみに待ちます。

 

13.『るろうに剣心明治剣客浪漫譚-』

2クール目の感想です。や、2クール目もとてもおもしろかったです。1クール目でも同じこと書きましたけど、本当やっぱり20年愛される名作だけあります。個人的に好きな回は斎藤一編と、あと地味に14話「弥彦の戦い」です。レギュラーキャラだけど子ども故イマイチ活躍のなかった弥彦が漢見せていて素晴らしい。

ラスト薫殿たちと離別する流れになったけどさすがに後で合流するよな?本当に原作1話も読んでいないからこの先の展開何も知らなくて…。ただ、原作未読・実写映画の予告しか知らなかった程度の僕でもわかるレベルの敵、志々雄真実がいよいよ2期から参入とのことで楽しみです。

 

14.『薬屋のひとりごと

オタクの中で話題になっていた作品で、僕もなんとなく視聴してみました。安定感のある"ちょうどいいおもしろさ"のアニメで連続視聴に向いている作品。ちょうどいい、というのはめちゃくちゃおもしろいというわけではないけど全話80点みたいな意味合いです。毎話一定のトーンだけど飽きることはない。てっきりミステリーメインだと思っていたけどほんのりラブコメ風の何かも入っていて、さらには例によって昔の中国っぽい場所が舞台ですけど言葉遣いも現代的、なんならカタカナ言葉バリバリ使ってるし、文化周りの知識が疎くてもノリでいけるのもオススメポイントです。もっと硬派な中華モノが観たい方はキングダムとか観ていただいて…。CVが悠木碧さんということもあり猫猫1話から個人的にかなり好きでした(CV.悠木碧とCV.花澤香菜には昔からめっぽう弱いのです)がかなりの美人さんでしたね。お化粧すると化けるみたいな感じで描写されていますが別に元の素材が整っていらっしゃる。ところで、最近女子中学生のオタクさんとかが猫猫に親近感を憶えていらっしゃるというか自分が猫猫だと錯覚しだしているとTwitterで見かけたのですが、これって僕の世代でいうところの「キリトかな〜やっぱwww」のアレですか?「普段は地味キャラやってますけど中学校が化粧禁止で仕方なくなだけでメイクしたらめっちゃ美人ですからw,で、壬氏様 似の大学生の彼氏いますからww」みたいなソレなんですか?いつの時代もキッズのオタクはイキりたいんですな。

そうそう、個人的にOPが全然作風と合っていない(し然程強くない)気がしてしまい楽曲点は低い。この作品ってもっとしっとりした曲か、或いはやや軽快で音数の少ない曲が合っていると思うんだけどな。

 

tier A-

15.『ポケットモンスター リコとロイの旅立ち/テラパゴスのかがやき』

見誤りました。2クール目のラストをガラルファイヤーゲットのところまでとして感想を書きましたがその後エクスプローラーズとの決戦が控えているとは。この古城決戦も見応え抜群で最近のポケモン作画にしろストーリーにしろキッズアニメとは思えないほど力入れてるなと感心します。てか敵に明らかにメスガキみたいなのいたんだけど、最近のキッズアニメってこんな感じなんですか?子どもたちの性癖がネジ曲がってしまいますよ、これ。異常成人男性たる僕は普通に喜んでましたけど、男子小学生は得も言えぬ感情に飲み込まれているのでしょうか。いや、キッズじゃなくて我々オタクの需要に合わせてますよね、間違いなく。このメスガキみたいな敵キャラと、鳴き声がオホ声すぎるポットデス(cv.佐倉綾音)観た瞬間提供のスポンサー欄にdlsite無いか確認しちゃいました(照)

冗談はさておき、アニポケXYと並行視聴してるためバトルの粗が目立ちます。このは・ひのこひたすら連打はもうエエてというか、それこそキッズの戦い方で、「あ〜〜ここはサトシならこうしてるよな〜」みたいなのがめっちゃあります。XYの感想は追々長文で投稿します。これ前のクールでも同じこと書いた気がするな。

 

16.『デッドマウント・デスプレイ』

2クール目の感想です。正統派で順当におもしろかったです…が、登場人物と勢力みたいなのが増えすぎて各々が独自の思惑で動き複雑になるからテキトーに視聴できないです。油断すると知らんキャラがどんどん湧いてきます。火吹き蟲とは一体何者なのかと考えていましたが、彼らはある意味でシステムのようなものなんですね。各人の潜在意識に埋め込まれていて必要な時にその人格が発動するシステム、何か他のアニメにも似たようなのあったけどなんだっただろうか。

この話何で以てゴールなんだろうなどと思っていたら急にラスボス戦みたいなの開幕して転げました、原作はまだまだ続く感じっぽい。それと2クール目はOPが個人的に激刺さりして毎回OPスキップせずに聴いていました。

 

──────────────────

以上、tier S, A帯の感想でした。残りの感想はまた次の記事に載せます。では。