最近観たアニメの感想その5(昭和元禄落語心中, ほか)

2023年も暮れてきて続々とアニメが終わってきていますが、今回は最近観たアニメの感想を載せます。今回感想を書くのは次の4作品です:

クールアニメはダラダラ書きがちなのですが、ここではなるべく簡潔に感想を書こうと思います。読みたい感想へ直ちに飛べるよう目次置いときます。

 

以下、感想(ネタバレアリ):

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1.『昭和元禄落語心中』『昭和元禄落語心中-助六再び篇-

放送当時以来の2周目の視聴です。やっぱりめっちゃくちゃおもしろいわ、これ。落語に全くの無知だった本編の半分近くになる落語シーンにガッツリ魅入られてしまうほどよくできています。監修の落語家さん、落語研究会等のアマチュア経験者の声優さんの力あってのもので、一人一人それぞれの落語のスタイルがあって惚れ惚れしてしまいます。これを越える落語アニメって今後出てこないと思うし、どんな落語アニメを観ても「でも、昭和元禄落語心中の方がおもしろかったもんな…」と思わせてしまう作品です。放送当時このアニメの影響で半年間くらいYouTubeで落語動画を見たり寄席に足を運んだりしていました。本編中では菊比古さん/八雲師匠の「明烏」「品川心中」「たちきり」、二代目助六の「居残り」「芝浜」が印象に残りました。それとなんと言っても最初からずっと纏わりついてきていた「死神」ですね。僕の少ない語彙じゃ良さを伝えられないので本当にアニメ観てみてください(丸投げ)。

落語、落語家を通して語られるドロドロの人間ドラマも本作品の見所です。過去編のみよ吉さんのメンヘラぶりは凄いぞって話ですが、あの国民みんなが不安だった時代今よりも不倫だったり心中だったりというのは多かったみたいですね。

こういう作品を観ると気になるのは時系列というか時の流れで、〜〜があるからこの時から大体4年過ぎてるのか…とか考えながら視聴するのもおもしろいです。pixivにかなり精度の良い時系列考察が載っていましたのでそちらも参考にすると良いかも。

2.『けいおん!!

1期に引き続き2023年末になっての初視聴です。なんでこの歳になるまで一度も観てなかったのかようやくわかりました。中学とか高校の時観ていたら間違えてギター買っちゃってたからです。自我が完全に成熟した今観るから耐えられましたね。1期が1クールにして2年分駆け抜けたのに対して2期は2クールかけてゆっくりと高校3年生を描いていました。運動部の人には伝わらない感覚だと思いますが、ユルい雰囲気の文化部の空気感がめっちゃわかるんですよ。軽音ではないんですけど、自分も文化祭で演舞するタイプの文化部(あと他にも大会的なのもあったけど)出身で、人数少ないからこそ後輩へのノリがあんなだったりとか、文化祭の直前だけ本気になって普段は集まって1時間くらい練習しないで雑談してるだけだったりとか、わかるなァ〜って頷いてました。高校3年生となると進路どうこうがありますが皆ちゃんと大学受かってて安心しました。現実はそこまで甘くないですけどこの作品はみんなハッピーがステキです。本当に素晴らしい作品でございました。

で、なんで映画はdアニメストアで配信されていないんですか?美しく終わったしこのまま終わりでも良いんですけど、あるならぜひ観たいですよね。よろしくお願いします。

 

3.『犬になったら好きな人に拾われた。OVA

エロ、あるよ〜〜〜〜〜(笑)🤓。OVA,愛液もあるよ(笑)、、以上です。

 

4.『ライフル・イズ・ビューティフル』

マイナースポーツアニメはルールなりシステムなりから丁寧に説明してくれるから助かります。サッカー野球バスケ等のメジャーなアニメはルールご存知ですよね?と言わんばかりにサクサク進むのですが、自分は今年のWBCで初めてまともに野球を視聴してそこで初めて野球のルールをまともに理解したくらいスポーツ無知なので本当に助かるわけで。ただ女の子がかわいいだけの萌えアニメに終わらないのがこの作品で、ライフルというめちゃくちゃ静かで展開が見えにくいスポーツにも関わらず心理描写等でかなり見せてきます。新設した部活で安安と優勝しないあたりもリアルで良かったです。ヌルっと優勝するよりか一度負けて挫折から次に繋がるように皆が動き出す様子が青春感あって好きなのでこの終わり方は満足しました。

 

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以上、今回は作品数少ないですけどアニメ感想でした。評価をつけると、S, S, B, Bといったところです。現在2023秋アニメ感想を作成中です。ではまた。