アニメ映画感想(君たちはどう生きるか+五等分の花嫁∽)

映画観てきたのでその感想を載せます。春アニメの感想文より短く簡潔なものになります。今回感想を書くのは次の通りです:

 

 

映画作品もクールアニメと同枠にしているためこの2本の映画は夏アニメ感想のところにもtier表には載せる予定です。

 

以下、感想(ネタバレアリ):

──────────────────

1.『君たちはどう生きるか

映画を観るにあたって意気揚々と記事を立て下書きに入れておいたのですが、映画を観終えて30分後くらいの今、これ何から書けばいいのか難しいです。この作品公開日までSNS含む一切のメディア告知をしないという徹底ぶりでこの逆マーケティングは成功するのかと思ったのですが映画館に入ると老若男女人パンパンでさすがにジブリ作品だなという印象。

何を書いても大ネタバレになるので、映画未視聴の方は読まないで、次の五等分のところを読んでおいてください。感想載せます。

 

 

この作品最初の45分くらいかけて長いイントロなんですよね。この時点ではちょっと不思議な鳥が出てくるだけで、風立ちぬ的な人間ドラマなのかと思っていたのですが、神隠しにあった夏子さんを探しに「下の世界」を旅する、ある種冒険ファンタジーみたいなのが始まります。この下の世界というのは地獄なのでしょうか、それともあらゆる輪廻転生の起点に当たる場所なのでしょうか、兎にも角にもあの世界での不思議な冒険から「世界の理(ことわり)」みたいなものを知るわけです。そこで大叔父様からこの世界の管理を引き継ぐよう頼まれるわけですが眞人は己の悪意を認め、それを拒否し、悪意に満ちてこれからも良くなるとは限らない世界に戻り自分で考えて生きていくことを決意するわけです。これが眞人の「どう生きるか」の結論なのでしょう。あの大叔父様、どことなくサクラダリセットに登場する夢の中の世界でシナリオを書き続けているおじいさんと似た雰囲気を持っています。多分同じ類です。これ、そもそも劇中にも出てくる小説「君たちはどう生きるか」を読んでいないことには始まらなさそうな気もします。

そういえば夏子さんについてなんですけど、あの太平洋戦争の時代って嫁さん亡くしたからってその妹に面影を感じて妹と結婚して子ども作るとかって普通にあったのでしょうか。これ主人公の眞人くんが距離を置くのもわかる話です。そもそも再婚の時点で子どもは是としませんからね。

作品の美術的な描写の話をしますと、食事のシーンや水の流動するシーンがジブリの色がゴリゴリに出ていて良かったですね。話に依ると宮崎駿監督は今回作画にガッツリ関わったわけではないとのことで若手に技術が受け継がれているのかなぁとか考えました。

僕は国語が得意ではないのであんまり深い話ができないのでこの映画のちゃんとした考察とかは他のサイトを参照してください。僕ももう一度観て考えてみたいと思います。

 

 

2.『五等分の花嫁∽』

新作OVAを映画で先行上映!ということで上と同日、先に観ました。内容的には別にOVAなのでわざわざ映画館で観るほどでもないのですが、最後ブランコでの四葉の独白で終わるところは映画観て良かったという気持ちになりました。原作でも1話読んだときからずっと四葉好きだったのでちゃんとこのエピソード作ってくれたのは嬉しい。ちなみに僕は4,1の順で好きです。

押してダメなら引いてみろ、おままごと、プール、ブランコって流れで1以外は概ね見せ場アリで楽しめると思いますが1最推し!みたいな人はちょっと楽しめないかもしれません。制作会社がまた代わってどうなることやらと危惧していましたが別に杞憂でした。原作寄りのタッチになったかなくらいです。久しぶりに原作読もうかと思います。実は、前の映画(完結編)も観ていなければ原作漫画のラスト2巻くらいも読めていないんですよね。男1女1型のラブコメや純粋な恋愛モノなら大歓迎なのですが、この男1女多のハーレム型ラブコメは過去にニセコイという作品で抉られたものがあり完結恐怖症に陥っています。誰かが選ばれると他のみんな傷つく構図でツラいです、そう思うと僕勉のエロゲみたいなマルチエンディング方式はある意味良かったみたいな所あります。

これ最後まで顔キモくさせたまま終わるかと思っていたらラスト15分位キャストトークショーみたいなワイワイ始まってしまいめっちゃ萎えてしまいました。この手の作品好きな人は概ね女性声優大好きさんだと思いますが僕は不要に感じました。tierでいうとAで。

──────────────────

以上、観たアニメ映画の簡単な感想です。夏アニメまとめのところにも1,2行載せます。ではまた。