2023年春アニメ感想(tierB,C,F帯)+総合まとめ

春アニメの感想続き。

まず、春アニメ全体について、僕が最終的に視聴したのは全30本で、表にまとめると下の通りです:

tierAの記事に東京ミュウミュウにゅ〜♡をしれっと追加したので気になる方は見てください(記事もアニメも)。見くびっていたけど思っていた以上に伸びた作品です。

 

話を戻しますとここでは上の表中の17本、tierB, B-, C, Fの作品について感想を載せます。まぁまぁ良い〜おもしろくないと思った作品までなので、後半になるにつれよくないことネチネチ書くことがありますがご愛嬌でお願いします。ネチネチは読まなくていいです。

 

感想(ネタバレ大):

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tier B

14.『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた〜』

いや、今季顔パンパンアニメ多くないか?オタクの願望でよくあるのはもうツラい現実を捨てて異世界で無双したいというのですが、もうそれも超えて「や、この現実世界で無双した方がリアルでもモテるし最高でしょ」的な厚かましさ全開の夢を叶えています。

現実世界パートは人体改造の結果手にしたイケメンフェイスで男女問わずモテまくるところと、本当にスキルというか異世界で培ったフィジカルで無双するところの2成分に分割できます。フィジカルは火災現場に取り残されたクラスメイトを助けるためビルの床全部ぶち抜いたり林間学校で熊を薙ぎ倒したりともう現実では室伏広治くらいしかできないレベルのことをこなしまくっていて笑うしかなくなります。唯一主人公天上優夜を内面から好きになったであろう佳織(他の女キャラも内面で好きになっているかもしれませんが、結局第一印象:見た目なので、完全に見た目抜きに好意を抱いたと言えるのはメインヒロインの佳織くらいかなと思います)は後述の異世界パートのヒロインほど積極性はありませんが、慎ましくて美しいタイプのヒロインでこれはこれで好きです。最終的に勉強を大義名分に優夜の家まで上がり込んでいますけど。最終話が駆け足すぎて他のクラスメイトとのやりとりとかが全然なかったのが残念。

異世界パートは基本的に家とその周辺の森がメインで動きが少なく中盤まで単調だったけど、ヒロインキャラの萌え度はコチラの方が高いです。優夜が森で助けた王女のレクシアと元暗殺者のルナの2人はどちらも優夜に強めの矢印が向いていて異世界アニメ特有の主人公をヒロインが取り合う構図が完成していました。にしてもレクシアは自分を襲ったルナしかりアルスラーン戦記ヒルメスのパチモンみたいな王子しかりいとも簡単に赦すなァと思いました。これこそ次期王たる器の大きさなんでしょうけど、本人は何も考えていなさそうですよね。11話で優夜が王都に行ったあたりでようやく異世界パートの動きが見えたなといったところで終わったのでもう少し観たい気持ちがありました。

テーマはおもしろいけど、2軸でストーリーが展開される分、それぞれが通常のアニメの半分の内容のため全体的に薄く感じてしまうという欠点はありました(顕著なのは普通の異世界アニメで3~6話くらいにやっていそうな冒険者ギルドの登録イベントが12話だった点)が、基本的に顔パンパンアニメを貫いていて通勤中に電車内で観る分には十分に楽しめた作品でした。

 

15.『勇者が死んだ!』

視聴前要するに勇者辞めますみたいなノリかと思ってたけどそうではなくて1話出オチでそこからは(ちょっと違うけど)冒険アリこのすば的な雰囲気、要するにワイワイ系ということ。中盤までイマイチだなと感じていたけど9話の回想編からだいぶ伸びました。農民なりに結構頑張っているトウカくんに対してメインヒロインであるところのユナがアタリ強かったのがイマイチの要因だったので、真実を知ってトウカをより意識しだしてからは良い。主人公のトウカくんは農民であるにも関わらず死んだ勇者に代わって勇者をやるはめになったため当然激弱で正面からの戦闘はからっきしなわけですが、罠を張る等戦術面でうまく立ち回って勝つスタイルで良い感じ。

この話の醍醐味でもあるところですが、原作者のこだわりを感じる微エロシーンが毎話放り込まれ話のアクセントになる。いや太ももは最高ですけど裸ニーソだったらさすがにまず胸観てしまいそうで僕はまだまだだなと感じました(何が?)

 

16.『異世界はスマートフォンとともに。2』

まさかこのアニメが2期やるなんてって話ですけど、実は僕1期観ていなくて4月の頭にdアニメストアで1期まとめて視聴しました。2017年当時は色々と忙しくてアニメを数本しか観ていなかったんです。あの時代周りからもネットの反応からもなんてひどいアニメなんだと酷評されまくってある意味で話題になった記憶があり、それを覚悟の上で1期から視聴したわけですが、いや、待ってくれ、味全然するじゃないですか。あの時代このタイプのアニメは内容がスカスカで酷評だったんだと思いますが、この5,6年でおもしろくないアニメは十分な数世に放り出されてきたわけです。僕があまりにもおもしろくないアニメを見すぎたせいなのかも知れませんが、1期も2期も全然味あります。2期も旧き良き異世界ハーレム顔パンアニメって感じで悪くない、ただ、例によって内容がスカスカなため期間あけると前回の話を完全に忘れてしまうのが難点。2期は1期よりもサクサクと事が進むというか、遺跡みたいなやつは1,2話に1回ペースで作るしトウヤ殿の婚約者は3→7に爆増するし見ていて飽きないです。あのメンツで言うとスゥが一番好きかも。結局天真爛漫に落ち着く。騎士団長もなかなか悪くない。11話の決闘のところバカアニメ過ぎて開いた口が塞がらなかったけど。

 

17.『江戸前エルフ』

意外と都内ってビル群の中に歴史ある神社が点在してることありますよね。日常アニメの面した江戸文化史を学ぶ教育番組ですが、ちょうどいい温度感のほのぼので見やすい。後述するのですが、僕はガッツリとした百合モノが苦手なのですが、こういう捉えようによっては百合と言えますよね程度の女どうしのワイワイというかイチャつきは結構好きです。小糸ちゃんとその同級生の子とてもかわいい、というかキャラデザ含め全体的な絵の雰囲気が好みだった作品です。主に小糸ちゃんなんですけど、もんじゃとかお菓子とかとっても美味しそうに食べ物食べるんですよね。美味しいものを幸せそうな顔して食べる女の子めっちゃ好きです。

そういえばエルフ要素ですが、これは歴史の証人役としてのエルフ起用でそれ以上の理由は無かったとも言えます。あと、これ話と関係ないんですけど、今の高校生VHS知らんてマジ?巻戻しって何のことかわからないみたいなの本当にいるんでしょうね。自分はまだ20代だし中学生高校生とジェネレーションギャップは生じないだろうとナメていたんですけどこんなところで刺されるとは思いませんでした。

 

18.『ポケットモンスター リコとロイの旅立ち』

サトシが主人公でなくなった新しいアニポケ。つい先日アニポケXY編をアマプラで70話分くらい視聴していたため、どうもサトシが主人公でないとスピンオフOVAみたいな雰囲気を感じましたが、内容はしっかりしていて十分楽しめるものだと思います。といいつつサトシアニポケとの比較が多くなってしまいますよね。サトシが脳筋熱血即行動派みたいなザ・キッズアニメ主人公だったのに対してリコは最初は割とネガティブ思考でモノローグ多めで対局に位置づけていると思いました。5話あたりから出てくるもう一人の主人公のロイは活発行動派なんですけどトレーナーとしてはまだまだビギナーでサトシより劣るところがあり、まだ幼い印象を受けますが、それは僕が直近に観ていたのがXYというのも起因しています。今回はチャンピオンという一貫した目標のもと旅をするわけではなく、ペンダントや黒レックウザの謎を追う形で自然と冒険が発生するスタイル。コルサ戦はありましたが、ちゃんとジム戦してバッジ集めて〜みたいなのはなさそう。

本作のロケット団枠としてエクスプローラーズというのがいますが、ムサシ・コジロウ・ニャースのズッコケトリオみたいなコメディノリから一転してだいぶシリアスな悪役になりましたね。

ピカチュウは別個体でキャップとして続投、で、元のピカチュウ枠はニャオハで展開されています。ロイのホゲータの方は進化した方が良い気しますが、ニャオハは進化させるのでしょうか。ピカチュウはレベル進化でなく石進化なので石を与えなければ済むのですが、ニャオハの場合経験を積めば進化しない方がおかしくなりますが。その先の期待も込みで2クール目以降も見ていこうと思います。

 

19.『異世界召喚は二度目です』

実はこのアニメ春アニメ終わって夏クール始まってから観始めたため春の感想リストに載せても良いものか迷ったのですが、視聴開始時点で他に観終わっていない春アニメがあったためまぁいいかと思い入れました。そもそも、この作品はleminoとかいう訳のわからない媒体独占配信のためdアに来るまで存在すら知らなかった作品です。

話自体はRPGとか少年漫画的なノリでそこそこ味があってそこそこおもしろいです。異世界召喚に学校の教室にいる生徒全員がまるっと召喚されるくだりはデスゲームものみたいなノリに見えます、これのメインは主人公雪とヒロインの夕陽だけなので他の生徒召喚する必要性はほぼないんですよね。雪が元の世界に記憶を持った別人の赤ん坊として戻って16年くらい成長してっていう説明特になく最初困惑した人いるかも知れませんね。雪がソロで旅に出て仲間集めをするのがメインストーリーなわけで、ここがRPGっぽいと思ったところです。海神や魔王などは見た目ごと変わった雪にも魔力の様子で直ちに気づくのはいいですね。指紋みたいな感じで各々固有の魔力の波形というかオーラをしているのでしょうね。この世界は人間にも魔法が使える世界ですが魔力探知的なものは劣るのでしょうか。そういえば雪は異世界アニメお得意の激強設定ですが、わかりやすく強い描写は少なく単にパワーで勝つ感じが多かったように思えます。わかりやすい描写というのは要するに「え、詠唱も無しで上位魔法を?!」とか「フン、それが火球?火球とは、こう放つのだ(山を吹き飛ばす)」みたいなアレです。まぁ大体の敵を軽くいなすように倒しているので強さ描写は十分とも言えますが。

このアニメそこそこおもしろいけど何か味が足りないな〜と考えていたところ、これだけ女キャラが出ているのに顔パンパン要素が少なすぎるというのが足りないポイントだと気づきました。最初のエルカが土下座で椅子になることを懇願するあのシーン時点ではこれ顔パンパンアニメなのかなと思いましたが存外無いんですよね。別に、顔パンパンというか、萌えがないアニメはクソだ!と言いたいわけでなく、出てくる敵以外の女キャラのほとんどが雪に矢印向いているのにみんな奥ゆかしくて意外だなと思っただけです、最終回のエピローグでもかなりあっさりだし。僕は獣人のロアちゃん好きですね。ちゃんと好意伝えていて、しかも明るくて活発でかわいいです。あと女キャラのみならずラスボスからも矢印向いてましたね。しかもラスボスはデカい野望持っていそうですただの逆恨みメンヘラホモで凄かった。あとどうでもいいけどサブタイの出方がウルトラマンティガなんよ。

 

20.『マッシュル-MASHLE-』

ジャンプの中堅ポジションなのは知っていましたけどちゃんと触れるのは初めてでした。ハリポタのパチモンみたいな世界観で魔法が使えなくて差別対象の主人公がフィジカルだけで無双する作品でノリはかなりギャグテイスト強めで意外だった(なんとなく勝手に硬派な感じを予想していました)。ギャグのテンポ感がアニメにすると独特で抵抗あるけど3話くらい観ると慣れました。作画も独特の線の粗さがあります。主人公のマッシュくんはクール系天然主人公のツラしていますが友だちを助けようと前に出る姿勢はさすがジャンプ主人公。狂ったようにシュークリームを食べるキャラ付けは別に要らないような気もしましたけど。来年2期放送ということで地味に楽しみです。

 

21.『デッドマウント・デスプレイ』

まず原作未読の僕が1話観た結果完全に騙されました、衝撃があって1話として満点レベルだと思います。内容は中二色バリバリって感じで、色々とくすぐってきます。黒字で英語がいっぱい書かれたTシャツみたいな作品。一般に中二は異世界無双ものみたいに憧れるイメージがありますが、僕の中ではこういう死霊がどうとか警察の内部でどうとかそういうのの方が好きなイメージです。この作品意外と少年漫画みたいな雰囲気が所々で散見されますし。途中から怪人ソリティアとか火吹蟲とかレミングスの登場で、これ主人公だけが能力あるわけじゃなくて他もそういうの持ってる能力バトルものにシフトする感じ?と思いましたが12話時点ではなんともいえない。

まだ何一つ解決することなく1クール終わって続きは秋で!と投げられたのでやや悶々としていますが、そこそこにおもしろかったので引き続き視聴していくと思います。

 

22.『漣蒼士に純潔を捧ぐ』

今季の僧侶アニメです。ここのところハーレムきゃんぷやしょうたいむみたいな男性向けばかりでしたが今季は久しぶりに僧侶の原典であるところの女性向け漫画原作の僧侶でした。僕は基本的に完全版(エロシーンアリ)の方を視聴していますが、ちょったした差分を確認したいために通常版の方もチラチラ見ています。多分歴代最速の1話開幕5秒でエロシーン入って、TV版の方タイトル明け即カットで大爆笑しました。女性向け原作のため行為シーンでイケメンの男キャラが結構イケメンなセリフを言いまくるのですが僕が男だからなのか「さぁ、次はどのように愛でましょうか?(イケボ)(ネットリ)」みたいなの笑ってしまう。と言いつつここ最近の女性向け僧侶に比べるとエロシーンに力入っている感じして結構好きです。女性向け僧侶特有の「エロシーンは毎回入れるけどそう安安と本番はしませんよ🎶」という主張が見え本番はトータルで2回だけで、基本的に男が完全リードスタイル。素股は別に女性喜ばなさそうだけどどうなんでしょうか。あとまたこれも女性向け僧侶特有ですが後半ストーリーがほぼ月九ドラマみたいになっていましたね、これ月九ナメてる?

主題歌が今季トップレベルで強過ぎると僕一人の中で話題になりましたが、TV版声優のキャラソンがゆえ完全版だとInstが流れる深すぎアニメになっていて転げました。

 

tier B-

23.『異世界ワンターンキル姉さん ~姉同伴の異世界生活はじめました~』

まぁ要するに大好真々子の姉版異世界版です。個人的には、男主人公たるもの守られるより大切な人を守ってナンボでしょ!と思う派なので序盤かなりキツかったです。でもこの感覚の人は不向きだから最初から視聴しない方がいいんですよね。主人公が弱いところからスタートするのは良いんですけど、この「隣にチート方式」の場合最後までそれに甘んじてあんまり強くならないのでイマイチ。

この姉、姉弟愛とかいうレベルを余裕で飛び越えて性的なレベルで弟を愛しているわけでもはや狂気までありましたが、慣れれば気にならなくなります。10話ラスト珍しく萌えポありましたし。他のキャラについてですが、キルマリアとかいうほぼ江戸前エルフの魔族は最初は朝陽をからかうというか煽る形でいたのに後半になってから結構意識しだしていてポイント高かったです。それと、後半から出てきたグローリアの存在はこの作品から味を感じる最大要素となりました。この子が激チョロ顔パンパン要因となったことで最後まで視聴できたと思います。受付嬢のターニャもかなり朝陽を意識していて良かったですよね。

この作品1クール内にop2種起用しているんだけどどういう気合の入り方?

 

24.『神無き世界のカミサマ活動』

農民関連・冰剣枠です。つまるところCV:榎木淳弥の主人公が頭のトチ狂った設定の世界で大暴れするタイプのアニメということです。内容的には大○○法の息子が異世界新興宗教を開く話で、後に異世界でなくISLAND方式ということが判明します。ISLAND方式というのは、ISLAND観ていれば意味わかると思います。この展開は個人的に好みです。

この作品、最初から最後まで正気の沙汰とは思えない異常ギャグ(ギャグだと信じたい、本気でやっていたら怖いので)が多いが内容はなぜかそこそこ味あります。これで話に味なかったらtier CかFですが。4話冒頭のトラクターのCGとか、モンスター全般のCGがありえない程チープだったり、まったく湧かないどころか意味がわからなすぎるタイミングでOP挿入されたりと本当にスゴいんですよね。それと、「そのエロはなんなんだよ」と笑ってしまうエロシーンが多数放り込まれるのも特徴的。宴みたいなシーンは100%男も女も脱いでるし、後半でダキニが登場してからはゴリゴリにエロやるし。イッパシの声優が起用されてるけど、ある意味本当に仕事選んでくださいと。とは言いつつ、ダキニとかいうCV:高橋李依の褐色女による淫語囁きASMRだったり悠木碧がオホ声で絶叫したりとかいうシーンは本当にドカ湧きさせてもらいました。悠木碧のオホ声を聴けるのはカミサマ活動だけ!とかいうヤバすぎるキャッチコピーが爆誕しました。あの瞬間勢いでA-まで評価上げていたけど冷静に考えてここに留めました。

 

25.『アリス・ギア・アイギスExpansion』

原作はスマホゲームということで僕はまったくソシャゲやらない人間なもので知らなかったのですが、見ました。知り合いのオタクが原作知らなくても見れるよ!と勧めてきたのでといった感じです。確かにギャグアニメテイストなので原作無しでもいけるにはいけますが、やはり主人公以外の人間関係とか世界観とかを早々に馴染ませるには原作知識あった方が良いです。多分原作わかっていたらBかA-なんだろうなというイメージを持ちました。

基本的にずっとワイワイノリのギャグアニメといった感じなのですが、僕はこのタイプのギャグアニメはもうそこまで刺さらないのかもしれないです。最後までずっとワイワイなのかと思っていたら10話ラストあたりからシリアス放り込んできて最後ガンダム(水星の魔女)みたいなことやりだした時は 横転しました。本来のアリス・ギア・アイギスってこんな感じなんですか?深い展開来るかと見せかけて別に浅くて拍子抜け。この作品における隊長という存在が要するにアイマスで言うプロデューサー、今の若い子的にはブルアカで言う先生なのでしょうか。

伝わる人ほぼいないと思いますけど、底辺!(てっぺんのことです)とお乳こぼれフルーツタルト足して2で割って余り1にソラとウミのアイダ添えたみたいな感覚の作品でした。

 

26.『山田くんとLv999の恋をする』

この作品の感想書くと僕がいい年して彼女もいないでアニメ観て感想ブツブツ呟いている異常独身成人男性たる理由が露呈するから嫌なんですけど、つまるところそういうことです。

出てくる女キャラが漏れなくバカ女ですごい。このメインヒロインもその友人も学生時代に見てきたしょうもない女大学生のテンプレートみたいなので全然好きになれなかったです。恋は一期一会みたいなこと言ってるくせに失恋から立ち直れてなくてそういう啓発本買って感銘受けちゃってるヤツとか元彼がプレゼントしたモノ無くして他の男に探させるヤツとか、別に異常独身男性じゃなくても普通に嫌過ぎるでしょって思うんですがどうなんでしょうか。1話も最終話もなんですけど、そもそも酒飲んで酔って人に迷惑かけるやつ僕が本当に嫌いなんですよね。僕の周り弱いの自覚してて一滴も酒飲まないやつか、僕含め海賊みたいに酒飲んでちょっとフラつく程度のやつかしかいないのが大きいですね。そういえば、このメインヒロインがルナちゃん目線では良識者枠みたいになっているのは、やっぱ小学生から見ると中学生は問答無用で大人に感じるし中学生から見ると大学生は問答無用で大人に感じるそれですよね。大学生になって学生は意外とガキのままとよくわかりますが。

それらに目瞑った上で内容がかなりスカスカで単調気味のため全然味しないです。山田は無愛想で口数少ないけど根はとても優しくてっていうのは好きですけど、最終話の椿さんの告白断ってそのままオフ会直行はいただけなくて。ただ、椿さんが投入されて一時の青春パートが錬成されてましたね。これ完全に差別なんで良くないですけど、高校生のめんどくさい女の子は「青いね〜~!」で済ませられるけど、大学以降だと もういい年した大人が…になってしまう、これ男女差別じゃなく、いい年した男も。

ちょうどいいラインで終わったのは良かったです。恋愛モノとかで付き合いだしてからのイチャイチャを期待するオタクさんが最近増えてきましたが、僕は告白で完結するラブストーリーの方が断然好きです。たまこラブストーリーとか最も理想的ですからね。

 

tier C

27.『この素晴らしい世界に爆焔を!

このすばのスピンオフということで僕はアニメしか観ていないため懐かしさを感じつつなんとなく視聴を開始したのですが、前半の思っていたのと違う感が凄かったです。全然おもしろさを感じなくて何が原因かと考えたところやっぱり我々にはカズマが必要みたいです。カズマの存在って偉大だったんだナァと理解できる作品です。ただ、途中で話は変わってきて10話から本編とリンクしだしカメオ出演的にアクセル到着直後のカズマやアクアがチラついてきてドカ湧きしてしまいます。その分持ち直して評価Cにつけました。最終話ラストシーンで完全にこのすば2話と繋がり本当にドカ湧きしてしまいました、このシーンをやるための壮大な振りとしての12話分です。とある科学の超電磁砲Ⅱの10話あたりで禁書目録の姉妹編と完全に繋がって台詞がリンクするくだりもそうなんですけど、こういう演出無条件で好きなんですよね。

このすばと言えば、2016年当時インターネットにはLINE民と呼ばれるとんでもない種族がいて、そこから加工師とかわけのわからない人たちが多くいました。当時僕は高校生だったわけですが、主に年下、現在20~21歳くらいの中学生が多かった記憶です。何の話かと言いますとそんなLINE民の皆様がやっていたLINEグループ:今でいうオープンチャット で、このすば同盟とかめぐみん萌え萌えクラブとかなんかそういう名前のグループがあったなぁといったことを思い出した。アニメオタクの集まりなんですけど、中学生高校生グループ特有の一生誰かしらが通話してるノリとか、あと無垢な女子中学生を狙った男大学生が気さくなノリでオフ会企画して仕切りだしてきたりとかまぁスゴかったわけで、それに入っていた今20~21くらいの子たちもこの作品見ているのかなぁとなんだか物思いに耽る作品でした。なんでこんなに詳しいか?僕はこのすば同盟には入っていませんでしたよ、リゼロ団には入れられていましたが──。

 

28.『くまクマ熊ベアーぱーんち!』

1期自体全然好きじゃなかったため2期観ることはないと思っていたんですけど知り合いのアニメたくさん観てるオタクが観ていたため、じゃあ僕も…という流れで視聴しました。1期の内容うろ覚えだったけど、これ別に何一つ覚えていなくても2期から入ることもできるしそこは初見に優しいと言えます。萌えアニメかと見せかけて主人公は何一つ萌えキャじゃないのが注意ポイントです。多数出てくる幼女は萌えキャなのでそちらを楽しむ作品です。通勤通学中に脳死で見る程度がちょうど良いです。

最後の方の悪徳貴族をパーティに呼んでギャフンと言わせるくだり、これ転生貴族とか金貨8万枚とかで同一のパターン見ていてこれって異世界ワイワイノリアニメのテンプレートとして教科書か何かに載っているのかなとか考えていた。

 

tier F

29.『カワイスギクライシス』

僕は全然刺さりませんでした。というのも、まずこの内容が24分枠な事実があり得なくてですね。基本的に宇宙人が地球の生物に触れ合って絶叫するだけのフォーマットを繰り返すので単調で早い段階で飽きが来てしまいました。これが11分アニメ(op/ed除いて8.5分とか)だったら全然問題ない部類だったと思います。

とは言いつつ、別に慣れれば視聴できる作品で、イメージ的には食事中天才志村どうぶつ園見てるノリです。僕は食事中に雑に見ていました。見れるとは言いましたがこれ別におもしろいと感じるわけではないので注意が必要です。何を目的としてアニメ視聴するかが問われる難しい作品でした。カワイキスギクライシス。

 

30.『私の百合はお仕事です!』

ヘラヘラ生きたらヤ○ザに恫喝されてキャバ嬢にさせられた女の苦悩を描いた作品(ジョークです)。これ言ってしまうと元も子もないんですけど、僕こういう女女アニメ、というかガチガチの百合モノめちゃくちゃ苦手で。3年くらい前から薄々気づいていたのですが確信になりました。女女はエッセンス程度でいいです。

というのも、観ていてイライラすることが多々ありました。少なくとも仕事している最中に私情で感情的になるのは社会人失格じゃないですか?とかそういうの考えてしまいました。高校生といえど、もう自立して思考する年齢ですよね?前半あまりにもドギヅくてめんどくさすぎる女のくだりを頑張って視聴してようやく終わったと思ったらそこからワイワイ系になることもなく(最終話でようやくワイワイしだしたけど時既に遅し)今度は同級生が大メンヘラガチレズ拗らせてきて大変なことに、泣けば何でも赦されると思うなよ。まぁ元来ガチガチの百合モノは同性相手というある種の壁からキャラの感情が難しくなるものですので、仕方ないのかもしれません。友人の百合評論家様曰くこの作品は素晴らしいとのことなので、感性が完全に自分と合わなかったのだと思います。

僕コンカフェとかメイド喫茶とか一度も行ったことないんですけど本当にこういうスタンスなんですか?食事の場とか飲みの場とかだと飯飲み優先で考えてしまうので多分こういうオプション付飲食店は一生行かないのだろうな。

 

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ということで以上、2023年春アニメの感想(講評)でした。冬と違って観終わってすぐに書いているため作品によっては大長文になってしまいました。

本当はアイマスU149とかおとなりに銀河とかも観たかったなーと思っていたのですが、観よう観ようと寝かせているうちにモチベ無くなってしまい今になってしまいました。そのうち観て、別で感想書こうかと思います。

クールアニメ以外に以外にも色々とアニメ観ているので、その辺の感想もまとめて雑に書きたいです。新作ジブリ映画の感想も書きたいのですが、あそこまで情報統制させているとネタバレ感想書くのはナンセンスな気もします。

 

夏アニメがもうすっかり始まってしまっていますがそちらの方はまぁ〜〜25本くらい観られたらいいかな。これ出す時点でまだ5作くらいしか観ていませんが、英雄教室がどこか懐かしい雰囲気していて良いですね。ではまた。