2023夏アニメ感想(tierB,C,F帯)

引き続き夏アニメの感想。

ここではtierB, B-, C, Fの作品について感想を載せます。まぁまぁ良い〜おもしろくないと思った作品までなので、後半になるにつれよくないことというか、この作品のここが嫌みたいなのを評論家ぶって偉そうにネチネチ書くことがでてきますがご愛嬌でお願いします。表中の、特にC以下に自分の好きな作品がある場合ネチネチは読まなくていいです、というか気を悪くされるとアレなので読まずに飛ばしてください:

 

以下、感想(ネタバレ大):

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tier B

19.『ホリミヤ -piece-』

1期から続けて視聴。1期の感想は以前出した記事を読んでください。1期でストーリー自体は完全に完結しているため、ここではテーマごとに番外編を集めている感じで割と雑に視聴できるのが良かったです。というか、恋愛モノ+ラブコメモノとしての色はかなり薄くてどちらかというと日常コメディな感じで観た方がいいです。本編だと吉川さん石川くん桜の三角関係が苦しかったり(おもしろくないといういみではありません)重めのシーンがちょこちょこありますが、コチラはかなりライトなノリしています。井浦くんと妹の関係性であったり、柳くんが周囲に溶け込むまでだったりが深堀りされていてかなり良かったです。そういえばホリミヤのときにも書いたのですが、相変わらず全体的に女性原作の意匠が凄くて、やっぱり男同士の会話ノリが男性には描けないモノを醸していますね。あと、宮村くんのキャラの変わりようはやや違和感ありました。堀さんと出会い恋人になり、みんなと友だちになることで閉ざしていた心が開け明るくなっていくのはわかるんですけど、人格変わったか疑うレベルでキャラ変わったので違和感。人間には性格より根幹に「気質」みたいなのがあって根っこの部分は人に依存せず不変なものだと考えているのですが、彼気質含め脳ミソまるごと入れ替えたレベルで変わるもんだから(もしかして羂索だったりする?)。まぁ成人視聴者の自分と人格形成真っ只中思春期ボーイを同じ秤に乗せるなって話ではありますね。

青春ゲージかなり高いし平成ラブコメニズムあって好きな設定なのになぜかそこまで大きく刺さらなかったのが不思議ですが、実はそこまでラブイベントやっていないからなのか?ヒロインの性格は好きなんですけどね。cv.戸松遥の気の強い女なんてトンカツの次くらいに大好物ですから(これは2016年に放送されていたWWW.WORKING!!のヒロインが好きだったことに由来します、多分)。気強いヤンキー質にも関わらず他の人が宮村くんに近づくとヤキモチ妬いたり怒られると拗ねたりとかかわいいじゃないですか。もう平成のギャルって感じで良いです。昔のAKBの高橋みなみとか板野友美みたいな感じだ。堀さんがたまに宮村くんから強くあたられたがるのはギャップがおもしろいからというより、普通にSに見せかけたドマゾなんでしょうなと。その方が余計に好きです。それで思ったのですが、本編中では1回しかエッチングする描写ありませんでしたが実際はどんなもんなんでしょうか。堀さんの家は基本弟も父もいるわけでタイミング難しいので案外本当にあの1回だけかも知れません。哀しいことに僕は高校時代彼女というものがいなかったためその辺がわからないわけです。一人暮らし大学生ならアレですが。とは言いつつ僕は高校時代初期の宮村くんタイプなわけでもなくそれなりに友だちがいて部活も行事も楽しんで本当に素晴らしい青春時代を過ごしていたという自覚があります、ただ一点彼女がいなかったという事実を除いて。それで言うと宮村くんのキャラの変わりように違和感あった的なこと書きましたが、僕も高校時代彼女できたら今と丸々違う性格になっていたかもしれませんな。

 

20.『Lv1魔王とワンルーム勇者』

自治区との戦争だとかでなんだかタイムリーなキナ臭さを出しつつも最後までコメディテイストで仕上げていて観ていてストレスが無く、十分楽しめた作品です。RPGの勇者が魔王を倒して10年経ってどうしようもないオッサンになった後っていうコンセンプトも良かったです。自分はモチロン勇者でもなんでもないですけど、いずれこんなオッサンになりそうで怖い反面ある種この世の全てに見切りをつけている佇まいは憧れるものもあります。どうしようもないオッサンで達観しているのになんだかんだ情に厚いのがマックスの魅力なわけです。あと全然関係ないんですけどこのアニメを観て気になって人生で初めて24時間営業の個室でDVD観れる屋さんに行きました(要らなすぎる報告)。多分今後行かない可能性の方が高いですけど貴重な人生経験の一つです。というか、RPGっぽい世界観だったのに10年後はかなり今の日本のような現代感漂わせまくっていましたね。魔族の撤退によりそこまで発展したのか元々戦禍に晒されていない地ではそんなもんだったのかどうなんでしょう。

魔王が度々勇者マックスに対して戦友とかと全然違うどう見ても恋慕みたいな情を向けていることがありますがこの魔王転生前バリバリ野太い声の魔王だったんだよなと思うと素直に萌え感情を発揮できませんでした。ま、でも性別不詳らしいからこっちの都合のいいように解釈してしまえば良いわけです。あと魔王がJKに擬態した時もそうだしゼニアもだけど絶妙にエロあるのなんなんだよ本当に。

 

21.『おかしな転生』

わりと人格者な方の村瀬歩アニメーション(もう1つの方はCに)。主人公であるペイスが基本的に「お菓子の国を創る!」というとんでもマインドで行動していますが、2〜3話分のエピソードの最後にちゃんとお菓子を持ってきて話を綺麗にまとめていて見やすかったです。辺境の貧乏貴族の後取りに転生したため、盗賊騒ぎだったり貴族外交だったり領地戦争だったりと西洋貴族のゴタゴタに巻き込まれながらもパティシエとしてのアイデンティティをしっかり活かせていて、絶賛するほどではないですけど満足のいく作品でした。

リコリス嬢とかいう阿波連さんみたいな本渡楓はかなり良い部類の本渡楓で萌えキャ度高かったです。年上なのは知ってますが、ペイスより結構背が高いのがなんとなく気になっていたのですが、調べたらリコリスは14歳とかなんですね。ペイスの人格を抜きにして端から見ると14歳のそれなりの女の子が9歳のガキンチョにほだされている構図で違和感凄いかも。5歳程度の年の差は年齢が上がれば上がるほど気にならなくなりますが、幼少期〜思春期の5年はバカデカいですから。あとスクヮーレくんも14歳らしいです。初陣でうまくいかず部下の兵士を死なせてしまい傷心しておりましたが仕方ないですし将なんだから前向いて次に繋げましょう、アルスラーンなんか14歳の初陣で大敗して首都ぶん盗られてますし。

正直、他のおばさん貴族とかリコリスの双子の姉とかなんならスクヮーレも全然要らなくてペイスとリコリスと領地の幼なじみの計4人+領主と側近くらいだけでストーリー成り立たせてくれて構わないです、むしろそういう回もう1話分くらいほしいところでした。それでいうとリコリス嬢は別に双子である必要性はなく、姉の方と間違えて誘拐されるという一点のためだけの設定で、別に年の近い姉妹にして妹は12歳位でも良かったと思いました。ペイスも年齢近い方が良いでしょうし。

 

22.『魔王学院の不適合者Ⅱ 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜』

放送再開に伴い夏アニメという枠での視聴です。声優どうこうの問題を置いておいて、やっぱどうしても蛇足感が拭えないと感じました。これは完全に僕の持論になってしまうのですが、「1期で完全に完結したみたいな素振りを見せている作品の2期はもはや蛇足」と思っていて、この作品も漏れなくそう感じた次第です。はめふらとかも同様。ただ、話がおもしろくないかと言うと別にそんなこともなく、『実は俺』とか『ライアー・ライアー』とかに比べれば全然おもしろかったです。1期はtierSだったのに対し2期がBというだけです。過去編数話ありますが、ラストの9話は演出でうまく魅せていた箇所があって純粋に良かったです。9話の感想1個目に思い浮かんだのが「噂と伝承に依って発生する精霊も普通に性交渉とかするんですね」だったのが自分でも最低すぎると自覚しております、すみません。ここもだし、最終話見ても思ったのですが、2期をやるのは蛇足ですが前後編の映画とかにしたらもっと良かったかもしれません。僕の「2期は嫌だけど映画は良い」の思考回路理解しにくいとは思います。

やや話が複雑になり、頭脳戦が多くなった結果アノス様の圧倒的な最強感を感じられるシーンが減ってしまいましたね。終盤の魔法攻撃もジオグレイズばかりでバリエーションに欠けていました。1期だと4話で「殺したくらいで、俺が死ぬとでも思ったか!」と言わしめてこの作品の"スゴ味"を見せつけたアノス様が2期3話で「答えが間違っていたからって満点が取れないとでも思ったか?」とかいう教授にメール送って単位取るカス大学生並の発言した時ややゲンナリしました。この作品のメインヒロインであるところのサーシャ・ミーシャの2人もそうですし、ファンユニオンもそうですが、アノス様への感情が一般的なこういうアニメにおけるラブみたいな感情ではなくて敬愛というか崇拝・信仰に近いノリになってきていますよね。個人的にはヒロイン側だけがラブコメ展開に走ろうとしてそれを軽々といなすアノス様とかも見てみたいところです。

さて、声優どうこうの問題を置いておきましたがやっぱ声優どうこうの問題全然置いておけないです。僕はcv.鈴木達央のアノス様が好きだったので本当に残念な気持ちでいっぱいでした。声優交代+梅原さん独自の色出しまくりで1期とはもう別作品だなというイメージになってしまいましたね。別に極上さんの声は悪くないし、1期からこの声だったら何も言わなかったと思いますが、どうしようもないものあります。達央さんの相手を下に見ていて良い意味でちょっとイキった感じのアノス様の演技がとても刺さっていたんですよね。声優代わっていなければBでなくA-にしてました。

 

23.『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家〜』

アニメを見る直前にSwitchで半額セールになっていたゲームを買ってストーリークリアまでしたというのもあり、僕にはとっても楽しめた作品でした。メインストーリーもそうですが、花とかプリンとかのクエスト回が地味に良かった。あの辺をやらないとゲームだと強い武器を錬成するための鉱石が得られないんですよね。アニオリの水着特訓回も大興奮でございました、ええ。ゲームやっていたときから思っていたのですが、いくら幼少の頃からの付き合いといえレントやタオはどうしてあんなムチムチとかを通り越してる身体のライザを前にして平静を保っていられるのでしょう。17歳とかのときの僕だったら、平静を保っているフリしておきながら鼻息だけは荒くなっていると思います。

これはゲーム原作の作品全てに言えるのですが、ゲーム原作の場合既プレイ者は自分でやったストーリーを追体験できる意味で楽しめるのですが、未プレイの人は全然楽しめないことが多く、この作品もゲームやっていない人からするとそうじゃないかと思いました。僕自身、ライザではないですが未プレイゲーム原作のアニメを視聴したとき何がなんだかよくわからんわつっておもしろくないという判定をしたことが多々あります。そういう点で、この作品自体の世間からの評価はあまり高くつくことはないのかなとも感じました。

まぁただ、正直男性視聴者ならライザの太ももデカすぎおっぱいデカすぎ、リラさんおっぱいデカすぎケツデカすぎだけで最後まで視聴し通せると思いますけどね。制作側も""理解(わか)""っているようで、これみよがしにライザの太もものアップカットを挿し込んできましたからね。いや不自然だろ!と思う頻度で太もも放り込んできていて終始キモ顔になっていたものです。ゲーム既プレイ者のツイートだかコメントだかで「プレイ中はストーリー諸々に集中していてあんま意識しない」というのを見かけましたが、無料DLできたぷにTシャツ・ホットパンツみたいなスキン着せて動かして撮影したり、なんなら僕はわざわざ330円×3払って女性キャラの水着スキン買って本編の7割くらい水着で動かしたりしたので全然意識してました(キモくてすみません)。でもライザの水着スキンは太もも隠れるんですよね、胸を解放する代わりアイデンティティの一部をかき消すリスクがあります。というのもあり、清楚キャラのクラウディアが実は脱ぐと結構…というのも水着スキンで知っておりました😤

そういえばクラウディアはゲーム中だと笛吹いたら弱攻撃加わるとかいう謎の武器で戦っておりましたが、アニメではさすがにリアリティのためか弓矢に変更されていましたね。レント・タオらにフルートを披露する前というのもあったからなのかも知れませんが。どうやらライザ2では弓矢使うらしいですね、2はやっていないので先日知りましたが。アニメ見るためにゲーム買ったわけですからね、こちとら。

なんかだんだんゲームの感想なのかアニメの感想なのかわからなくなってきました。1クールだけだとドラゴン討伐だけで終わってしまいましたね。ここからストーリーが大きく動き出す!というところなので、ぜひ2期も放送してほしいです。最初、最後までやるものだと思って2クールなんだなぁとか考えていたのでdアニメストアの「全12話」の表示に驚きました。最後まで憎まれキャラのボオスもこの後精神的に成長するんですよ、中の人繋がりで水星のグエルみたいな感じで。

 

24.『英雄教室』

1,2話のノリがどことなく2015~7年くらいのアニメみたいな、要するに平成末期な雰囲気を感じこれは伸びるぞ!と思っていたのですが気がついたら終始コメディ路線でトチ狂ってギャグをバリバリにぶっ込んできていでバカアニメと化しました。なんなら冰剣みたいな匂い漂っていていたんですけど、冰剣ほど狂ってはなく、ちょうどいいワイワイ感がありその点は心地よかったです。後半ギャグ濃度が上がりすぎてこのアニメを擁護するのも限界きた、いい加減にし給えよと感じていた部分ありましたが、"観方"を理解すると楽しめる作品ですね。イセスマとか達男とかそうなんですけど、"観方"ってのあるんですよ。主人公のブレイドくんがONEPIECEのルフィ並に女に興味ないというか、そのレベル通り越して一緒に風呂入っても何も思わないのヤバいだろ。気の強い赤髪と大人しい銀髪ショートというライアー・ライアーと同じメインヒロイン構図ですが、個人的にはコチラの方が好み。ただアーネスト含めブレイドに好意を持つヒロインがかなりいるのにギャグのせいで掻き消されることもしばしばでしっかり好意を寄せるシーンが欲しかったところでした。

少し前から幼女キャラの役として木野日菜さんが爆伸びしてきている印象。ちょっと前まで幼女キャラといえば久野美咲さんだったのですが、Buddy Daddiesとかも木野さんでしたよね。個人的には、木野日菜さんの演じるクソガキみたいな活発幼女好きで、本作品のドラゴンも漏れなく好きでした。

 

25.『夫婦交歓~戻れない夜~』

今季の僧侶枠です。今季はスワッピングモノでもういよいよ僧侶も来るとこまで来たなと感心しました。当然完全版を視聴😤AnimeFestaというサイトで公式で無修正版(局部はモザイクですが、TV版だとバッツリカットされている行為シーンがある)が載っているのでオススメです。エロシーンで勢いで評価Aとか付けそうになっりましたけど冷静に判断してB。なぜならこの作品はエロしか無いから、いやそれでいいんですけど。

僕がNTRモノめちゃくちゃ苦手なのでNTRっぽくなったら険しいなと危惧していたのですが最後純愛で締めてて大逆転、ほっと一息一安心。スワッピングの時点でNTRなところありますが快楽堕ちというかメガネの方の嫁さんが完全に堕ちたら萎えるところだった。ところで有識者曰く原作ではこの後もどんどん拗れてちゃんとスワッピングモノらしくなるらしいですので、最後の方はアニオリなのかも知れません。もう一人の女の方辛気臭いまま終わりましたが、ここで終わらせるのがちょうど良い気がします。

 

26.『あやかしトライアングル』

延期して放送再開されたため今季アニメとして視聴しました。つか(ギャル)、最近のアニメエロ規制の範囲デカすぎない?しょっぱなに話す内容違う気もするけどあまりにも気になりました。おパンツくらい全部見せてくれたっていいじゃないか!!と画面に向かって絶叫しております。というか、謎の光とか濃すぎる湯気とかならまだ全然マシなのに、最近の規制ってよくわからんスタンプみたいなので伏せるからイチイチ集中削いでくきてエロ見せたいのかギャグなのかわからなくなるんですよね。おパンツに猫いるのなんなんだよ。僕はこいうのが嫌で普段AT-X等の規制なし版を観るのですがこの作品は全然規制されてましたね。BDを買えという制作からの"圧"を感じます。

ストーリーの方は原作を週刊少年ジャンプ連載時読んでいたのとたまにジャンプ+眺めていたので概ね知っていました、この手の作品にしては内容がしっかり固まっていて良いです。TS・偽百合なわけですが、ヒロイン(元から女という意味)のすずの方が性欲の化身みたいな感じで、それ故ハクが満ちているとかいう設定、さふが我らが矢吹健太朗様だなぁと感嘆。みんな淫乱だけど一途な女が一番好きなんだから(諸説アリ)。たまにすずがリト枠になっているのヤバいだろ。11話で祭のち○ぽ見た後一晩中一人でウーーンしてそうですよね。そう、内容は結構いいんですけど、微妙にテンポが悪く感じてしまうのと、4話くらいまで引きの絵での作画が怪しすぎるのか気になりました。

 

tier B-

27.『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』

はめふら あたりがきっかけで気がつけばこのタイプの「乙女ゲーの悪役令嬢に転生する」アニメがテンプレになってきましたね。本作は例に漏れずそんな感じなんですけど、他作品のようにラブコメがメインというわけでなく、ラブコメはあくまでエッセンスでバッドエンド回避というか、王女として事件を解決していく政治的なところをメインで描いていて独自性があります。この1クールでは誰とどうフラグができるのかまったくわからないまんまなのでその点は2期の余地があるかもしれません。男キャラは概ねプライド王女へ矢印が向いているのですが、本作はヒロイン側が鈍感極めているのでこれといった動きなしでした。

この設定の作品群は、「なんでこの人5歳とかの状態で転生するのに最終話(主に17歳とか)まで10年以上もゲームの記憶しっかり頭に入れた上で生きていられるんだよ」とか思う節があるのですが本作は「確かゲームでは…思い出せない〜」みたいなシーンが多く地味にその辺リアルにやっているんだなと感心しました。まぁただこれはこれで主人公が少しポンコツに見えてしまって一長一短といったところです。

 

28.『白聖女と黒牧師』

とてもユルく、ふわっとした雰囲気の中展開される鈍感系無自覚ラブコメで終始ほんわかした気持ちになります。なんか聖女とか精霊の加護とか色々と設定がありますが特に何も考えないで萌えの摂取にのみ従事して顔を変形させていれば十分な作品です。ローレンが鈍感とかを通り越していて心配になります、そんなに甘々見せつけておいてどういう感情なのかわからないってどういうことだい?この2人の関係はこれからもこのままのペースで続きそうですね。

マジで内容がこれだけなので、これ以上特にいうことありません。

 

29.『AYAKA』

タイトルの印象とストーリーがだいぶ違っていました、あやかって要するにアヤカシのあやかなんですね。妖が生息する島を舞台にした物語で、当初の島の田舎感からサマータイムレンダの島くらいの規模感なのかなと思っていたのですが一の島の観光地度合いや人の多さを鑑みるに、ハワイ諸島のようなイメージを持つといいのかもしれません。全体通して、別におもしろくないわけではないんだけど取り立てておもしろいというわけでもない、至って普通という作品でした。悪いところを指摘することもない一方、良いところもこれと言って無い分観れるといった感じ。

と言いつつ、8話から最終話にかけてはそれなりに伸びた印象です。尽義さんがただの酒クズ大学生ノリ過ぎて何だこの師匠はと思わせておいてこの時点で彼には死で以て島を救う覚悟があった故自由に余生を過ごすという意図があったとわかり、再評価路線に。それと、皆と友だちになってからの一条いばらちゃんとってもかわいくてニッコリ。幸人が友だちの何たるかを知らないのが目立ちますが、彼女も任務ばかりで友だちいなかったんだなと気づきます。今季の最カワ四天王の一人にいれてもいいでしょう。主人公の幸人くん、境遇と声優さんの影響で度々コイツ文ストの敦くんだろと感じていました。

最終話見て確かにそうだわと気づいたものの驚いたこととして、この作品全体で中学の卒業式〜高校の入学式までの1ヶ月ない程度の期間の出来事だったことが挙げられます。幸人くん島に来てから怒涛過ぎたな。お祭りのシーンとか見ててっきり夏くらいまで時間が流れてるものだと勘違いしておりました。

 

30.『レベル1だけどユニークスキルで最強です』

この世の肉野菜魚が全てダンジョンからのドロップ""のみ""というとんでもない設定の異世界モノで最初「なんだこの異常アニメは…」と困惑していましたが、慣れると神達に拾われた男みたいなノリでなんとなく楽しく視聴できます(制作会社繋ぎ)。序盤ニンジンしか喋らないバニーのバケモノが目障りというのもあり微妙でしたが、ダンジョン所有権争奪編で出会ったセシリアさんがニンジンの100倍良い女で少し気を許した。地味に今季の最カワ四天王候補といったところ。「アレは月100時間残業している人の顔だ!」は名言。

ドロップしたアイテムを道に置いとくと再び魔物化するとか、魔物をダンジョンから出すと消滅するとかの実験で主人公が骸骨をダンジョンの外にぶん投げたりモヤシを道に放置したりする図はさすがに頭おかしくて笑いました。町と町の間は完全な荒野だし人間以外の生き物は全て魔物だしで凄い設定です。挙げ句の果てに、「お金をドロップするダンジョンが〜」とか言い出してひっくり返りましたよ。この異世界第一次産業どころか第二次産業の一部までダンジョンが担っていて、さすがに実は仮想世界で主人公は仮想世界に入る直前の記憶を消されているのでは?とか恋愛フロップスばりの考察をしたのですが不発に終わりました。

 

tier C

31.『実は俺、最強でした?』

最初の2話までがピークのワイワイアニメ枠です。主人公のマインドがネガティブ寄りで全然好感持てないし、過程全省略して異世界に(コチラの世界と繋がる)TVなりネット環境なりを搭載しだした時はあまりのハチャメチャさに泡噴いて倒れそうになったけど、ヒロインの幼女が萌えキャなところただ一点でギリギリなんとか許せる作品です。というか、このシャルだけがこの作品の安息ポイントで、彼女が出てないorあまり出ない回は話自体の評価が下がることに後から気づきました。この作品はOP・ED・シャルの3本で成り立っていると感じました。いずれにせよぶっ飛んだバカアニメでそのつもりで視聴すると良いです。

5話で自分の生みの親兼国最強とされる女王をボコボコにする様子が陰の実力者過ぎて爆笑してたところ、最後に女王に首輪つけて回復術士ぶりも凄い。この主人公この辺を境に度々陰の実力者ぶりだすので注意がいる。基本的に結界魔法しか使えないはずなのにありとあらゆることをこなしていて魔力レベルが1002だとまぁなんでもアリなのか。器が小さすぎるアノス様みたいなもんか。

あと、この作品とおかしな転生見たときに、なんで同じクールで同じような設定のアニメの主人公に同じ村瀬歩を起用してるんだよって困惑しました。もしかして少年に転生したら全部村瀬歩なのでしょうか。ただおかしな転生の方の村瀬はコチラと違い元社会人な分振る舞いが良く、ある程度人格者なためおかしの方が評価高い。

 

32.『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』

まず、この世のどこに自動販売機に転生して大喜びするヤツがいるんだという話ね。スライムも蜘蛛もまだギリギリ喜ぶやついるかもしれない、いや自販機て。ということでこれ最初の3話くらいだいぶストレス溜めながら視聴していてFまであり得たのですが4話くらいからなんか慣れてきて、というか"観方'を理解して耐えました。食事中に雑につけて飯食うついでに眺めるのが正解です。なんか防振りと同じなんですけど、特別萌えキャがいるわけでもストーリーが良いわけでもないのになぜかギリギリ視聴できるんですよね。全然おもしろくないから見なくていいですけど。

…2期決定というのに驚きを隠し得ない、さすがに嘘だと言ってほしい。ふざけるのもいい加減にしたまえよと。2期決定!みたいなツイート見た瞬間困惑で脳がフリーズしました。確かに最終話に魔王の手下みたいなやつ突然登場してなんかストーリーぶった何かを展開させたけど、もうエエて。

 

33.『ライアー・ライアー』

回を追うごとにおもしろくなくなっていった珍しい作品で、序盤の期待度がそこそこあっただけに拍子抜けでした。この作品の何がおもしろくないのかと冷静に考えたのですが、話の構成や作画など挙げられますが、その中でも作品の要であるゲームが大きいです。ゲームがメインの作品なのにゲームシーンを丁寧に描写していないのと、ルールを雑に紹介するからよくわからないままゲームが始まってしまう点、さらにアビリティとかいう事実上何でもアリの後出しジャンケンが発動している点です。最後のを意識しながらストーリー後半の陣取りゲームを見ると顕著に出ていて、アビリティをアビリティで無効化し、さらにそれをアビリティで塞ぐ…みたいな後出しジャンケンの連続です。しかもそれらのアビリティが既存のもので、視聴者も「お〜そのアビリティにそんな使い方が!おもしろい!」と思えればいいのですが、全部その場で新しく出てきたもののため後付にも程があるだろと呆れてしまいます。てか、違法アビリティってなんですか?このゲームについて国家が法律を制定しているとでも言うんか?

メインヒロイン2人は萌えキャで好みでしたけどやや物足りなく、この手のアニメにしては萌えシーンも少なかったです。もっと振り切って好意出しても良かった気がします。てか、英雄教室でも男主人公がヒロインと風呂入ってたんだけどこの手の作品群の男主人公の貞操観念というか倫理観というか価値観どうなっとんねん。この作品はOPが強いこととメインヒロイン2人が萌えキャなことくらいしか良い点がないのに両方とも割愛されることが多くて残念。

 

tier F

34.『七つの魔剣が支配する』

高く評価している人周りにそこそこいましたが、正直僕には全然刺さらなかったです。ハリー・ポッターからおもしろさを全部引いてイセスマの侍を足して少々のポリコレをまぶしたみたいな作品でした。設定だけはモリモリと広げていますが話自体は単調でかなり薄いためつまらなく感じてしまいます。実際ハリポタも映画だから良いものをアレを20分おきに7,8話分に分割放送されたらまとまりがなくておもしろくないんだろうな。6話で主人公のオリバーは敵討ちのために魔法学校に来ているとわかり、魔剣って何なのかとかその辺のストーリーの根幹部分が判明しおもしろくなるかと思いきやそこから特に進展することなく(作品時間軸的にも)ずっと放置されたまま最終話を迎えたのですが一体何だったのでしょう。第一、これが判明する6話もBパートに唐突にぶっこまれてさも皆様ご存知ですよね?ばりに開幕するものだから僕視聴中どっかで寝てた?と不安になります。

結局この作品ってどういうものなん?という見通しも目標も不明瞭なためおもしろいと思えませんでした。英雄教室のようなコメディなら目標とか無くてもいいんですけど、こういう真面目な雰囲気した作品は根幹を充実させるべきですね。

 

35.『スパイ教室』

2クール目の感想です。僕は1クール目時点からあまり好きじゃなく、惰性で2期を見始めたのですが、相変わらず微妙だしなんなら拍車かかってる。スパイなのに目立った行動するし個人的な都合で行動するし人殺すしで僕がジョーカー・ゲームを観て学んだスパイの禁忌みたいなの全部踏み越えててこれはどういう視聴の仕方したらいいのだろうとなってしまう(そもそもJGは女はスパイ向いてないとしてますが)。まぁJGはゴリゴリの硬派な作品でコチラは半ばワイワイアニメも兼ね備えていて特色が違うため並べて比較するのはお門違いやもしれませんが。全員特殊能力持ちなのはアニメだし全然納得できますがその中でただ一人だけセックススキルのみで乗り切ってる女がいて言葉が出ない。なんなら本編中でも他のスパイ全員から無能扱いされてるし。よりにもよってこの女が無能発動するものだから余計にストレスが溜まり、サラの回で活躍見せたかと思えば「リリィちゃんお手製の惚れ薬も効果ありましたね🎶」←じゃあほぼこれのおかげやんと。このティアだけは極上さんの師匠から直接スパイのどうこうを教わってるとのことですが、それで得たものがセックススキルて。ヒーローになるためのノウハウは男の誘惑の仕方らしい。やっぱ今も昔も女スパイってそういうことなのでしょうか。他のスパイの中ではアネット、サラあたりは好きですね。抜けてるように見えてこの2人はちゃんと優秀でした。文句言いましたが16話のアネットの大どんでん返しだけは思わず湧きましたしこのアニメやるやんと見直した所あります。

この作品の何がそんなに残念なのか考えたのですが、タイトルとビジュアルだけならおもしろいアニメの雰囲気漂わせているのに蓋を開けたらおもしろくない点なんですよね。OPもめっちゃ良いのに。あと先述しましたがスパイがガバガバなところもです。ワシントン軍縮会議(的なやつ)で世界中から名だたるスパイが集まるって情報が漏れちゃってるのなんなんだよ、スパイがいることは一番バレちゃいけないだろと考えてしまい作品のガバさにやられる。まぁ〜エンタメアニメだと思って見れば見れないこともない…かも…。この作品におけるスパイって暗殺者みたいなものなんでしょうね。この回、ようやくティアが活躍するかと思ったら全部極上一人でどうにかなる雰囲気してましたね。というか、実質的には極上一人で全て事足りるんだろうなと。

 

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以上、2023夏アニメ感想でした。

この夏色々と仕事等忙しくてアニメ観てる暇ないしもしかしたら20本くらいになるかなとか思っていたんですが逆にストレスを発散させるべくたくさんアニメ観ておりました。夏アニメの最カワヒロイン四天王は

・吉川由紀(ホリミヤ)

・アンチャーン/ヴァミリオ(Helck)

・一条いばら(AYAKA)

・伊吹翼(ミリオンライブ)

で登録します。ミリオンライブが秋アニメだから駄目というなら佳作でライザで。

秋アニメもモリモリ始まってます。秋は観たい作品がdアニメストアレンタルになっていることが多く、アマプラ・Abema・TVerを駆使するはめになりそうです。