2023秋アニメ感想(tierB,C,F帯)

2024冬アニメも開幕して数話過ぎてる中での2023秋アニメ感想ラストです。もう一度全体の視聴リストを置いておきます。

 

本記事ではTier B, C, F帯に設定した作品達の感想を書いていきます。毎回書いてますが、下のTier故作品のここがおもしろくないんだよな〜みたいなのをクチャクチャ書き出すと思いますがご愛嬌でお願いします。もしB以下のところに好きな作品がある場合は直ちに読むのを辞めていただければ幸いです。目次はこんな感じです:

 

以下、感想(ネタバレ大):

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tier B

17.『ひきこまり吸血姫の悶々』

最初の1,2話の雰囲気でこれ『ライアー・ライアー』の二番煎じじゃね?と思ってましたが少し違いました。実際は「3ライアー・ライアー+1転生王女」ってとこです。あのメイドが濃厚な百合通り越してレズセを持ち込もうとしてきていて自分ドカ湧きですよ。最終話なりどこかのタイミングで濃厚なレズセやると期待していたのですがそんなことはなく……。ガッツリギャグみたいなイメージで観始めましたが割とシリアスなノリが多めでした。

この作品の実態はサウナアニメです。サウナアニメというのは僕が勝手に呼んでるのですが、散々視聴者の脳を沸騰させるようなイライラ展開をした後にそのストレスの元凶をボコボコにして気分良くなる作品(このターンが水風呂ないし外気浴です)のことです。3,4話が見事にそうで、あのアマテンの女マルフォイみたいなやつにコチラが視聴を断念する一歩手前くらいまでイラつかさせられた後4話Bパートでのこまり様が覚醒して無双するのは気持ちよかったです。元来サウナアニメは『回復術士』とかに言ってたんですけど、意味を広げました。ということで「4話1エピソードで4話目が必ずドカ湧き満点になる」といったアニメでした。

あと終盤で目を閉じて聴いたら完全にアクセラレータの岡本信彦と目を閉じて聴いたら完全にターニャ・フォン・デグレチャフ悠木碧がいて爆笑してました。

 

18.『ゴブリンスレイヤーⅡ』

わざわざ1期をまるっと視聴しなおしてからのⅡ視聴です。制作会社が変わったことでキャラデザがまるっと変わり最初違和感が凄かったのですが、元の素材が同じなので2,3話視聴していたら慣れて特に気にならなくなりました。制作会社変えるなら別に2期やらなくてもいいのですが…。

2期もちゃんとそれなりにおもしろかったのですが、最終話で本人が言ってる通り話の本質が「何も変わらない」ため正直1クールで十分だったなと思いました。2期蛇足論の発動です。1話でゴブリンスレイヤーさんが殺した女戦士(語弊アリ。彼女はゴブリンから毒矢を受けていてもうどうやっても助からなかったため苦しむよりか楽に死なせようとゴブリンスレイヤーさんが首に刃を入れた)みたいなのの弟が出てきた時まさかのゴブリンスレイヤーさんメンブレしていて驚きました。何事にも関心ない装いですけど、彼は根は優しい人間なんですわ。1期がのっけからパーティ全滅、女キャラはゴブリンにレイプされる、小倉唯(がCVやって神官)は恐怖のあまり漏らす、等大火力でお届けしていたため2期も期待があったのですが火力ある回は4話、7話くらい。性癖キッズ御用達的な意味でもバトルのアツさの意味でも。7話エルフの女達が百舌鳥のアレみたいになってるのを目撃して神官が吐くとことかは良かった。

てか(平成のギャル)、Abema独占配信ってなんなんだよ。TVerと同様毎週1話忘れずに視聴しないといけなくて忘れっぽい自分には大変なミッションでした。僕の別の趣味で観たかったGBB開催期間にキレて2週間プレミアム無料体験入った時だけは精神の安寧を手に入れましたが、そこ以外は本当にしんどいしやってられん。同じこと書いても仕方ないので書きませんがこの下の『イケナイ教』『聖剣学院』でも同じ苦しみを味わっておりました。

 

19.『SPY×FAMILY』

2期(3クール目)の感想です。相変わらず「オタク向けクレヨンしんちゃん」って感じでちょうどよく安心感があります。あと例えるなら綺麗にした銀魂みたいな。このスタイルはクールを重ねれば重ねるほど評価は落ち着いてきて恐らくよっぽどのことがない限りBに収束します。豪華客船編とかいう映画クレヨンしんちゃんは置いておいて、個人的には「知恵の甘味」と「バーリント・ラブ」が好きでした。やっぱガキが恋するところ見るとニヤニヤしちゃいますよ。

全然感想じゃないんですけど、自分先日海外の方数名と英語でやり取りしなきゃいけない機会があって、その際飲み会とかでのフリートークSPY×FAMILYの話でかなり会話繋げたから感謝しています。ただWhat's your favorite anime?って訊かれて本当は100カノとかカノジョも彼女とか言いたかったけど周りの大人にチキってSPY×FAMILYって答えたのは悔しいです。

 

20.『しーくれっとみっしょん~潜入捜査官は絶対に負けない!~』

今季の僧侶枠は潜入捜査官モノということで設定からドカ湧きの自分。当然エロシーン全ツッパの完全版を視聴しました。潜入捜査官モノのAVやエロ漫画を嗜んだことがある人はわかると思いますけどこの手の作品の見所は女捜査官が組織に捕まって凌辱の限りを尽くされるというところなわけですが、本作はあんまり酷い目に合うことはなく、半分くらいは純愛ノリです。それでも今回のエロシーンは個人的にかなり良くてエロ最高!と勢いでA-まで付けそうになりましたが男側が知人と同じ苗字で名前呼ばれる度にバカ険しい顔してしまいB。

完全版観ていて感じていることなんですけど、最近、というか年々モザイクが粗くなっていってませんか?こっち金払ってるわけですからもう少しモザイクも良い感じにしてくれると嬉しいのですが(アニメの感想でもなんでもない)。

 

tier B-

21.『聖女の魔力は万能ですⅡ』

1期視聴済みにつき2期を視聴。なんなら別記事で感想投稿しましたがこれを観るためにもう一度1期視聴し直しました。以前、魔王学院Ⅱの感想を書いたときにも同じことを言ったのですが、"1期で綺麗に終わった作品の2期蛇足論"が出てしまっています。ラノベ原作にその傾向が強いのですが本作も蛇足に感じました。それなりに良い内容ではあるんだけどダレているなと感じました。なんなら前半6話分くらいの中国っぽい国との交易の話は丸々要らなくて、後半の魔物を完全に浄化してセイが幸せになるくだりだけを劇場版とかにしてくれたら良かったです。2期は蛇足だけど劇場版は蛇足ではありませんからね。

そういえば、魔王学院Ⅱの例を挙げて思い出しましたが、達央は干されたけど櫻井は干されずイケメン役を続投できていました。そこは本当にありがたいです。

 

22.『鴨乃橋ロンの禁断推理』

家庭教師ヒットマンREBORN!エルドライブ等の名作を生み出した天野明先生の最新作ということで期待して視聴しましたが、結論から申し上げるとまぁまぁかなという感じでした。少年ジャンプ版名探偵コナンみたいなもので、ただ、本作はメインヒロインは存在せず(っぽい人はちょこちょこ出たけどいずれも単発)割と硬派なバディモノを展開しておりました。おもしろくないわけじゃないけどあまり味がない作品です。トリックとかを聞いてもあまり盛り上がらなかったですが、これは単に僕が探偵モノとかミステリーモノに疎いからこのような反応なのかもしれません。ただ、前後編とかで続きが全く気にならないという不思議な現象に襲われ、こればかりは構成の仕方なのではないかと思ってしまいます。2期も一応観る予定です。

 

23.『婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む』

男サイドが杉田だから色々と大暴れするのかと思っていたのですが、然程暴れることもなく割と堅実でスタンダードなラブコメでした。まぁ良くも悪くも普通でほぼ味がしない(ダークエルフの回だけかなり苦しかった)からCと思ったけど最終話がかなり綺麗にまとまっていて、まだ課題はあるものの一応大団円的な形をとれたのに満足したためこの評価とさせていただきます。この感想1つ前のクールの「白聖女と黒牧師」とほぼ同じです。ノリも似たようなものですし。キャラで言うと、シャーロットの妹が非常に良いキャラしていまして、彼女の存在が終盤のおもしろさを支えたと言っても過言ではありません。

 

24.『かげじつ!せかんど』

一応陰実本編とは別枠とします。本編のオマケ的扱いのショートアニメですが、視聴していて全くストレスを感じることがなく、おもしろいとは言えませんが悪いとも言えません。ちょうどいいショート枠です。

 

tier C

25.『お嬢と番犬くん』

ヤクザの若頭と組長の孫のラブコメで、そこそこ王道なノリです。義理の父親と娘とか、教師と生徒とかそういうのと同類とも言えます。若頭が26歳なのにヒロインの一咲さんを護衛するという名目で同じ高校に裏口で入ってくるのはマイ☆ボスマイ☆ヒーローを思い出す(ゴリゴリの世代ネタ、20前半〜30くらいの人には伝わる、今の10代とかマイ☆ボス マイ☆ヒーローとかいう神ドラマ知らないんだろうな)。下世話な話なんですけど、少女漫画原作なのにヒロインが結構良い体してるというか胸大きめですね。女性作家の場合深い意図があるわけではないんでしょうけど控えめに描かれることが多いですが。

で、こういう少女漫画原作の雰囲気の良いラブコメ好きなのに全く刺さらなかったのはなぜかと考えたのですけど、割と理由は明白で作画・構成・演出・セリフ回しが絶妙に悪かったです。マジでラブコメアニメ・恋愛アニメは美術面や演出面が命なところあるんだからそこ酷いのは勘弁してくださいという話です。多分原作読んだらかなり好きになるんだろうなと思いました。その昔『orange』が放送されていた時も同じようなことを思ってて、作画が酷すぎるにも程があったけどアレ原作は神ですからね。ということで1巻くらいは読んでみます。

 

tier F

26.『聖剣学院の魔剣使い』

正直自分には全くもって刺さりませんでした。内容的には、デドマンと最強陰陽師の設定におねショタ足しておもしろさ引いたみたいな作品で基本的にはあまりおもしろくないです。主人公が蘇った魔王という王道設定で、例に漏れず超最強なはずなのに全然無双してくれないし、もっと魔王ぶった方が見ていてスカッとして気分良いのにも関わらず意地でもおねショタ展開に繋げたいらしく、それがかなりしつこかったです。

そもそもこの作品はおねショタ最高!みたいなノリだからいいのかもしれないけど。単に自分があまりおねショタモノ好きじゃないのも相まって全然好きになれませんでした。たまに主人公がバカ強い描写をやっても主人公より弱い女キャラが「レオくんはアタシが守る!」とか抜かしてくるの困りますよ〜。多少エロあるのでそれ目当てで視聴するのは良いかもしれません。

 

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と、いうわけで、以上tier B, C, F帯でした。ちょこちょこ下書きにしたためて放っているのですが、B以下くらいのアニメだともう既に内容の記憶が曖昧です(2024年1月末時点)。本当はウマ娘3期とかSHYとかも観ようと思っていたのですが例によって時間がとれず今回は見送りで。またそのうち視聴して「最近観たアニメの感想」の記事で取り上げようかと思います。

 

24年冬アニメは何本視聴できるのでしょうか。タイトルだけ見て視聴しようという意欲が湧いてくる作品が全然無いのが現状です。とりあえず秋からの続き物とか1期観た作品の2期とかは観る予定です。僕ヤバ2期開幕からヤバすぎてさすがにこれが1位か…?とはなってます。ではまた。